王立図書館
ファンタジイ文学
本棚をひっかきまわしながら、随時、中身を追加中です。
王立天文台に感想がUPしてある本は、感想欄のをクリックすると、それぞれの本の感想へジャンプします。
王立図書館蔵書リスト |
Fantasy Land の王立図書館の書庫に収められた本のリストです。 管理人 remoの個人的趣味だけが選別基準なので、作品の優劣には関係ありません…念のため(^^;) |
ジャンル |
書名 | 著者 | 出版社 | 備考 | 紹介コメント | 感想 |
ファンタジイ小説・物語 |
書名 | 著者 | 出版社 | 備考 | 紹介コメント | 感想 |
カウンセリング熊 | アラン・アーキン | 原生林 | 今江祥智・遠藤育枝共訳 | 心に傷を負った動物たちがそれぞれに自己発見していく物語 | |
肩胛骨は翼のなごり | デイヴィッド・アーモンド | 東京創元社 | 透明感溢れる文体、繊細な描写、あたかも夢と現実が交差しているような美しいストーリー。 夜明けの闇と光が繊細に溶け合う物語。1998年度、カーネギー賞、ウィットブレッド賞の児童文学部門賞ダブル受賞作品。 | 感想 |
|
妖魔の騎士(上) | フィリス・アイゼンシュタイン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 55 | 両性具有的に変幻自在な妖魔の意識がユニークな、ほのぼのファンタジイ。 | |
妖魔の騎士(下) | フィリス・アイゼンシュタイン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 56 | ||
氷の城の乙女(上) | フィリス・アイゼンシュタイン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 225 | 妖魔の騎士の続編。きらめく想像力を駆使して描く愛と癒しの魔法物語。 | |
氷の城の乙女(下) | フィリス・アイゼンシュタイン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 226 | ||
お師匠様は魔物! | ロバート・アスプリン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 234 マジカルランド |
おとぼけコンビが大活躍の爆笑シリーズ。 | |
進め、見習い魔術師! | ロバート・アスプリン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 236 マジカルランド |
||
盗品つき魔法旅行! | ロバート・アスプリン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 241 マジカルランド |
||
宮廷魔術師は大忙し! | ロバート・アスプリン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 248 マジカルランド |
||
魔法無用の大博奕! | ロバート・アスプリン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 262 マジカルランド |
||
魔物をたずねて超次元! | ロバート・アスプリン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 271 マジカルランド |
||
ウォーターシップダウンの うさぎたち 上 |
リチャード・アダムス | 評論社 | 評論社文庫 | 危機を察知した勇敢なうさぎたちが、新天地を求め、危険にみちた放浪の旅に出る―。美しい田園に展開される、愛らしくもけなげなうさぎたちの、冒険ファンタジイ。 | |
ウォーターシップダウンの うさぎたち 下 |
リチャード・アダムス | 評論社 | 評論社文庫 | ||
シャーディック 上 | リチャード・アダムス | 評論社 | 神の化身と崇められる巨大な熊シャーディックをめぐり、人の、神に対するあくなき探究心、冒険、ロマンを開花させた長編。 | ||
シャーディック 下 | リチャード・アダムス | 評論社 | |||
オレンジ党、海へ | 天沢退二郎 | 筑摩書房 | |||
木の中の魔法使い | ロイド・アリグザンダー | 評論社 | てのり文庫 | マロリーがたおれた木の中で見つけた魔法使いは自由に魔法が使えない。呪文をまちがえてガチョウになったり、馬に変身するつもりがシカだったり。おかげで悪い地主につかまってしまう。 | 感想 |
タランと角の王 | ロイド・アリグザンダー | 評論社 | ブリディン物語1 | タランが吟遊詩人や少女などと力を合せて、恐ろしい角の王の軍勢と闘いながら、カー・ダルス城まで危急の報告に走るまでを描く。 | |
だれも欲しがらなかった テディベア |
ジャネット& アラン・アルバーグ |
講談社 | 主人公のクマくんは、ちょっぴり鼻柱が強くて、うぬぼれ屋。クマ工場で、目の位置がほんのちょっぴりずれてしまったばかりに不合格になったクマくんの波乱万丈の一代記。どこかに、きっとぼくの青空が…。 | ||
銀のくじゃく | 安房直子 | 筑摩書房 | 銀のくじゃくは、ほんとうにいるのだろうか? 美しいもの、かなわぬものにあこがれる人の心を描いたメルヘン。 | ||
白いおうむの森 | 安房直子 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | 人と人との出会い、そして別れ。その喜びと悲しみを美しい筆致で描いた童話七編を収録。 | |
遠い野ばらの森 | 安房直子 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | ひらめや猫やめんどりたちが、さりげなく運んでくれる九つの幻想味豊かなメルヘン。 | |
カメレオンの呪文 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 31 魔法の国ザンス 1 |
誰もがひとつは魔法の力を持っている魔法の国ザンスを舞台にしたユーモア・ファンタジー。ストーリーは、基本的に、ボーイ・ミーツ・ガールに貫かれている。 | |
魔王の聖域 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 44 魔法の国ザンス 2 |
||
ルーグナ城の秘密 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 59 魔法の国ザンス 3 |
||
魔法の通廊 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 78 魔法の国ザンス 4 |
||
人食い鬼の探索 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 90 魔法の国ザンス 5 |
||
夢魔の使命 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 105 魔法の国ザンス 6 |
||
王女とドラゴン | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 125 魔法の国ザンス 7 |
||
幽霊の勇士 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 170 魔法の国ザンス 8 |
||
ゴーレムの挑戦 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 193 魔法の国ザンス 9 |
||
悪魔の挑発 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 214 魔法の国ザンス 10 |
||
王子と二人の婚約者 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 227 魔法の国ザンス 11 |
||
ゴブリン娘と魔法の杖 | ピアズ・アンソニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 347 魔法の国ザンス 15 |
||
折れた魔剣 | ポール・アンダースン | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF | ||
魔界の紋章 | ポール・アンダースン | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF | ||
大魔王作戦 | ポール・アンダースン | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF | 科学の代わりに魔法が発達したもう一つの地球を舞台に繰り広げられる、サイエンス・ファンタジイ。 | |
ネシャン・サーガT ヨナタンと伝説の杖 |
ラルフ・イーザウ | あすなろ書房 | |||
ネシャン・サーガU 第七代裁き司の謎 |
ラルフ・イーザウ | あすなろ書房 | |||
ネシャン・サーガV 裁き司最後の戦い |
ラルフ・イーザウ | あすなろ書房 | |||
ケルト妖精物語 | W・B・イエイツ編 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | 月夜の緑の草原や、青い海原の底で、バラエティーに富んだ妖精たちと人間が織りなす詩情ゆたかな物語のかずかず。アイルランドで何世紀にもわたって語りつがれ、今なお人びとの心に息づいている祖先ケルト民族のさまざまな民間伝承や昔話のなかから、妖精譚のみを収めた古典的名著。付録にイエイツの「アイルランドの妖精の分類」を収録。 | |
ケルト幻想物語 | W・B・イエイツ編 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | 透視力を持ち、妖精から特別の能力や薬草の知識を与えられた妖精学者の話、常若の国や妖精界、他郷、あの世などの淵に立ち現われる魔女、巨人、悪魔、幽霊、また半神半人の英雄、王や聖者の伝説など、目に見えぬものたちが目に見えるものたちと互いに関わり交り合う幻想の世界が展開される。 | |
トヴィウスの森の物語 | 井辻朱美 | 早川書房 | ハヤカワ文庫 ハイ!ブックス |
中世ヨーロッパを舞台にした、魔法と恋と冒険にみちた長編本格ファンタジイ。 | |
鬼の橋 | 伊藤 遊 | 福音館書店 | 創作童話シリーズ | 昼間は朝廷の高官にして有名な漢詩人、夜は井戸からあの世へ通い、地獄の冥官として閻魔大王の右腕となって働いたという不思議な伝説を持つ、平安初期に実在した人物、小野篁。少年時代の小野篁を主人公に、大人への入り口で傷つき、とまどう一人の少年が、再び生きてゆく力をとりもどすまでの姿をさわやかに描く。 | |
えんの松原 | 伊藤 遊 | 福音館書店 | 創作童話シリーズ | 平安中期、栄華を謳歌する都のまん中に、怨霊たちのすみか、“えんの松原が”あった。何ものかに祟られた若き皇子・憲平と、女装の少年・音羽は、真実をもとめて世の闇、人の心の闇へと分け入ってゆく。絶望をこえる勇気、結びあう絆の力。魂の再生の物語。 | |
小鼠 ニューヨークを侵略 | L・ウィバリー | 東京創元社 | 創元推理文庫 | ||
小鼠 月世界を征服 | L・ウィバリー | 東京創元社 | 創元推理文庫 | ||
小鼠 ウォール街を攪乱 | L・ウィバリー | 東京創元社 | 創元推理文庫 | ||
小鼠 油田を掘りあてる | L・ウィバリー | 東京創元社 | 創元推理文庫 | ||
テイルチェイサーの物語 | タッド・ウィリアムズ | 早川書房 | ハヤカワFT 134 | 伝承の歌に彩られた猫族の世界を舞台に若き英雄の成長をみずみずしく謳い上げる傑作冒険譚。 | |
賢者の石 | コリン・ウィルソン | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 主人公とその友人は脳に手術を施し、過去の世界を透視する力を得た。その力を使って、時をどんどん遡っていくと、人間以前の先住生命の驚くべき歴史が見えてきたのだった。 | |
精霊の守人 | 上橋菜穂子 | 偕成社 | 偕成社ワンダーランド | バルサが助けた少年は第二王子のチャグムだった。チャグムは100年に一度生まれる精霊を宿しているために、あらゆる者からねらわれていた。この世〈サグ〉とあちらの世〈ナユグ〉をむすぶ精霊は百年に一度あらわれる。精霊が無事に生まれるとその100年は大きな災害や飢饉が起きないという。 | |
闇の守人 | 上橋菜穂子 | 偕成社 | 偕成社ワンダーランド | 女用心棒のバルサは久しぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどる。幼い日、カンバル王に父を殺されたバルサは父の親友ジグロに助けられ、生まれ故郷をあとにしたのだった。しかし、ジグロはそのため汚名を着ることになった。バルサはジグロの汚名を命がけで晴らそうとする。 | |
北岸通りの骨董屋 | シルヴィア・ウォー | 講談社 | メニム一家の物語 | ブロックルハースト・グローブの屋敷の主として人間同様に暮らす等身大の見事な人形たち。しかし創造主ケイトの霊は、メニム一家を置き去りにしていってしまう。残された家族の運命は? | |
丘の上の牧師館 | シルヴィア・ウォー | 講談社 | メニム一家の物語 | ブロックルハースト・グローブ屋敷で、人間同様に暮らす人形のメニム一家。彼らの秘密を守ってくれた骨董屋の女主人デイジーと別れ、メニム一家は、丘の上の牧師館に理想の家の姿を求めて旅立つのだった。シリーズ最終巻。 | |
ベヴィアール宮の薔薇 | ポーラ・ヴォルスキー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 205 騒乱の国ヴォナール 1 |
魔力をあやつる貴族階級に二百年間支配されてきたヴォナール国。しかし長年のあいだに貴族の魔力は衰え、搾取に苦しむ国民のあいだには革命を企てる者が現われはじめた。そんな状況のなかで、デリヴァル候爵のひとり娘エリステは、王妃付きの女官になるために首都シャリーンへと旅立った。華やかな宮廷生活の果てに何が待ち受けるかも知らずに…ヒストリカル・ファンタジイの旗手が贈る絢爛たる物語の開幕。 | |
魔都シャリーンの嵐 | ポーラ・ヴォルスキー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 206 騒乱の国ヴォナール 2 |
貴族の圧政に耐えかねたシャリーン市民が暴徒と化してベヴィアール宮を襲った。なんとか宮廷から脱出したエリステは侍女と共に祖母の屋敷に潜伏し、混乱が去るのを待つことにした。ところが、急進派の首魁ウィス・ヴァルールが魔力で動く古代処刑機械をよみがえらせ、あろうことか国王を処刑し、徹底した貴族狩りを開始したのだ。迫りくる死の運命から逃れるためエリステたちは都からの逃亡を決意するが…。 | |
再生の幻術 イリュージョン | ポーラ・ヴォルスキー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 207 騒乱の国ヴォナール 3 |
あやういところで処刑機械から逃れたものの、着の身着のままでさすらうはめになったエリステ。そんな彼女を救ったのは、幻なじみの元農奴、ドレフだった。ドレフは、非道な革命急進派と敵対する穏健派の一員として活躍していたのだ。獄中にある穏健派の中心人物を救い、急進派の首魁を倒してヴォナール国に真の自由をもたらすために、ドレフは。エリステのおじクインズの魔力に頼ることにしたが…三部作、感動の完結篇。 | |
ぬすまれた夢 | ジョーン・エイキン | くもん出版 | 海外児童文学シリーズ | ぬすまれた夢をとりもどそうと、〈月の島〉へ旅に出る少年。ねこのひげを切ったために、髪の毛にのろいをかけられてしまう王女。ひとりの少女を愛してしまった木。自分の両足に逃げられてしまう少年。妖怪ケルピーに、世界一の画家にしてくれとたのむ少年…。おどろくべき想像力とユーモアが、不思議なきらめきと魔力にみちた世界を生みだす。イギリス児童文学の巨匠ジョーン・エイキンが贈る珠玉のファンタジー集。 | |
ウロボロス | E・R・エディスン | 東京創元社 | 創元推理文庫 | 幻想の水星を舞台に繰り広げられる一大合戦絵巻。 | |
予言の守護者 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 106 ベルガリアード物語 1 |
この世が創造されて間もない頃、世界制覇の力を宿す宝石をめぐって神々が熾烈な闘いを繰り広げていた。この争いは魔術師ベルガラスが邪神トラクを倒して終局を迎えたが、、いつの日か邪神トラクは宝石を求めて再びこの世に現われるという。 一方、農園で平隠な日々を送るガリオン少年にとって、神々の争いや宝石など単なる神話でしかなかった。だが、謎の語り部ウルフが現われた時から、ガリオンの生活は激変した。彼はウルフに導かれるまま何かを避けるように、また何かを追うようにして旅立つ。彼こそ実は、アンガラクの闇の神トラクと戦うという宿命の、西方の守護者ベルガリオンだったのだ。 複数の神々がそれぞれの創った国々を守護する別世界を舞台にした長編ファンタジイ。 |
|
蛇神の女王 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 109 ベルガリアード物語 2 |
||
竜神の高僧 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 112 ベルガリアード物語 3 |
||
魔術師の城塞 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 116 ベルガリアード物語 4 |
||
勝負の終り | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 120 ベルガリアード物語 5 |
||
西方の守護者 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 136 マロリオン物語 1 |
ベルガリアード物語の続編。 ガリオンは邪神トラクを倒して、真のリヴァ王になった。これで〈予言〉は成就された、と誰もが信じて疑わなかった。ガリオンはセ・ネドラ妃の夫として、また王として国と民を治め、かたや不思議な少年エランドはベルガラスやポルガラと共にアルダー谷で幸福な日々を送っていた。そして2年の歳月を経たある日、ガリオンとエランドの頭の中で予言の声が響いた。―「ザンドラマスに気をつけよ」だが、果してザンドラマスとは何か? 答を求めてガリオンは『ムリンの書』をひもとく。 |
|
熊神教徒の逆襲 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 139 マロリオン物語 2 |
||
マーゴスの王 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 142 マロリオン物語 3 |
||
禁じられた呪文 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 143 マロリオン物語 4 |
||
疫病帝国 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 147 マロリオン物語 5 |
||
カランダの魔神 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 148 マロリオン物語 6 |
||
メルセネの錬金術師 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 150 マロリオン物語 7 |
||
ダーシヴァの魔女 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 151 マロリオン物語 8 |
||
ケルの女予言者 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 156 マロリオン物語 9 |
||
宿命の戦い | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 158 マロリオン物語 10 |
||
銀狼の花嫁 | デヴィッド &リー・エディングス |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 392 魔術師ベルガラス 1 |
光と闇、ふたつの“予言”が織りなした運命のゲーム―“ベルガリアード物語”で語られた壮大な叙事詩の陰には、歴史をみつめ、動かしてきた魔術師ベルガラスの姿があった。そして戦いを終えた今、愛すべき老魔術師は、七千年におよぶみずからの人生を振り返る。その生い立ちから神の弟子となるまで、かけがえのない者たちとの出会いと別れなど、数々の秘密が明かされる待望の“ベルガリアード物語”前史。 | |
魔術師の娘 | デヴィッド &リー・エディングス |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 395 魔術師ベルガラス 2 |
||
王座の血脈 | デヴィッド &リー・エディングス |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 397 魔術師ベルガラス 3 |
||
運命の姉妹 | デヴィッド &リー・エディングス |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 399 女魔術師ポルガラ 1 |
魔術師ベルガラスの物語に多くの記述漏れがあると気づいたリヴァの女王セ・ネドラは、女魔術師ポルガラにそれを補う彼女の物語を書くよう求めた。しぶしぶながら筆をとったポルガラは驚愕の真実を語り始めたのだった…出生にまつわる驚くべき秘密、卓越した知力と能力を得るまでの過程、双子の妹との関わりや叙事詩に歌われた禁断のロマンスなど、誰も知らなかった“ベルガリアード物語”の最深奥部がここに明かされる。 | |
貴婦人の薔薇 | デヴィッド &リー・エディングス |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 402 女魔術師ポルガラ 2 |
||
純白の梟 | デヴィッド &リー・エディングス |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 405 女魔術師ポルガラ 3 |
||
ダイヤモンドの玉座(上) | デヴィッド・エディングス | 角川書店 | 角川スニーカー文庫 エレニア記 1 |
永きに亘り、教会と王家によって統治されたエレニア国では、狂王アルドレアスが死に、姫であるエラナが女王となった。だが、、若き女王エラナは、アニアス司教の策謀で、不治の病に冒されてしまう。刻々と死へ近づく女王の命を繋ぎ止めるべく、12人の魔法騎士と教母は魔法により、エラナ女王をクリスタルに封印し、病状を一時凍結させた。しかし、力を使い果たしたり、アニアス司教の謀略によって、12人の騎士たちは次々と斃れていく。封印を守る魔法騎士たちすべての命が潰えた時、エラナ女王の命の灯も消えてしまうのだ。女王の命を救えるのは、創世の頃より存在する宝石、ベーリオンしかない。流刑を解かれ砂漠の地から10年ぶりに帰国した王家の擁護者、聖騎士スパーホークは、総大司教の座を狙うアニアスの陰謀を知り立ち上がった。 | |
ダイヤモンドの玉座(下) | デヴィッド・エディングス | 角川書店 | 角川スニーカー文庫 エレニア記 1 |
||
ルビーの騎士 | デヴィッド・エディングス | 角川書店 | 角川スニーカー文庫 エレニア記 2 |
||
サファイアの薔薇(上) | デヴィッド・エディングス | 角川書店 | 角川スニーカー文庫 エレニア記 3 |
||
サファイアの薔薇(下) | デヴィッド・エディングス | 角川書店 | 角川スニーカー文庫 エレニア記 4 |
||
聖騎士スパーホーク | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 209 タムール記 1 |
エレニア記の続編。 聖騎士スパーホークは、エレニア国の女王エラナの夫にして、剣と魔法を駆使して王国守護にあたる異能の戦士。彼のもとに大帝国タムールから救いを求める使者がやってきた。超常的な力がからんでいるらしい帝国内の騒乱を鎮めてほしいというのだ。 |
|
炎の天蓋 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 210 タムール記 2 |
||
青き薔薇の魔石 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 220 タムール記 3 |
||
暗黒の魔術師 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 221 タムール記 4 |
||
冥界の魔戦士 | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 228 タムール記 5 |
||
天と地の戦い | デヴィッド・エディングス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 230 タムール記 6 |
||
モモ | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | 時間泥棒である灰色の男から、時間を取り戻すために、たたかうモモ。 時間泥棒とぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語。時間に追われ、人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に、風変りな少女モモが時間の真の意味を気づかせます。 |
||
はてしない物語 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | 少年バスチアンが読んでいた本の中のファンタージエン国は、正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前だった。物語の呼びかけにこたえて本の世界に入り込んだバスチアンと、そこで出会ったアトレーユ。二人の少年がまきこまれてゆく不思議な冒険の数々。現実と物語が交じり合って壮大な世界をくり広げる。 | ||
鏡の中の鏡 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | 父エドガル・エンデの描いた絵に触発されて心の中にあふれ出たイメージを、言葉、そして物語へと結晶させた短編三十篇。 | ||
動物農場 | ジョージ・オーウェル | 角川書店 | 角川文庫 | 寓話に託して、ファシズムに警鐘を鳴らす作品。 | |
まよなかの魔女の秘密 | 岡田 淳 | 理論社 | こそあどの森の物語 | こそあどの森のスキッパーは嵐のあと、ふくろうをつかまえた。ところがふくろうは、自分はポットで、魔女のトメイトウにふくろうにされたと言う。ふたごのミルクとシナモン、スキッパーは魔女の力をなくす草の汁を作る。 | |
これは王国のかぎ | 荻原規子 | 理論社 | 失恋して泣き疲れて眠ったあたしが目覚めたら、そこはチグリスの畔、目の前にはターバンをした青年が。不思議な力を持つ魔神族となったあたしは、彼と都へ向かい、王家の争いに巻き込まれて…。アラビアンナイトの世界に飛び込んだ少女の愛と冒険の物語。 | 感想 |
|
魔性の子 | 小野不由美 | 新潮社 | 新潮文庫 | 教育実習のため母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里を知る。彼をいじめた者は"報復"ともいえる不慮の事故に遭うので、"高里は崇る"と恐れられているのだ。広瀬は彼をかばおうとするが、次々に凄惨な事件が起こり始めた。幼少の頃に高里が体験した"神隠し"が原因らしいのだが…。彼の周りに現れる白い手は?彼の本当の居場所は何拠なのだろうか? |
|
月の影 影の海(上) | 小野不由美 | 講談社 | 講談社文庫 十二国記 |
「あなたは私の主、お迎えにまいりました」学校にケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿(たど)りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形(いぎょう)の獣たちとの戦いだった。「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」陽子を異界へ喚んだのは誰なのか?帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる! | |
月の影 影の海(下) | |||||
風の海 迷宮の岸 | 小野不由美 | 講談社 | 講談社文庫 十二国記 |
天啓にしたがい王を選び仕える神獣・麒麟。蓬莱国で人間として育った幼い麒麟・泰麒には王を選ぶ自信も本性を顕わす転変の術もなく、葛藤の日々を過ごしていた。やがて十二国の中央、蓬山をのぼる人々の中から戴国の王を選ばなくてはならない日が近づいてきたが―。 | |
華胥の幽夢 | 小野不由美 | 講談社 | 講談社文庫 十二国記 |
戴国王驍宗の命で漣国へ赴いた泰麒(たいき)を待っていたのは。芳国王仲韃(ちゅうたつ)への大逆の張本人月渓に慶国王陽子から届けられた親書とは。才国の宝重華胥華朶(かしょかだ)に託された理想の王国への憧憬の行方は。そして、陽子、楽俊、十二国はいま――。あなたの心をふるわせ胸を熱くする12国記珠玉の短編集。 | |
黄昏の岸 暁の空 | 小野 不由美 | 講談社 | 講談社文庫 十二国記 |
登極から半年、疾風の勢いで戴国を整える泰王驍宗は、反乱鎮圧に赴き、未だ戻らず。そして、弑逆の知らせに衝撃を受けた台輔泰麒は、忽然と姿を消した! 虚海のなかに孤立し、冬には極寒の地となる戴はいま、王と麒麟を失くし、災厄と妖魔が蹂躙する処。人は身も心も凍てついていく。もはや、自らを救うことも叶わぬ国と民―。将軍李斎は景王陽子に会うため、天を翔る! | |
獅子王の宝冠 | キャサリン・カーツ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 172 グウィネド王国年代記 1 |
トールキン以降の、1970年代ファンタジイ・ブームの先駆的作品として名高い人気シリーズ。 ル・グィンが、その評論集「夜の言葉」(岩波同時代ライブラリー)収録の「エルフランドからポキシープシへ」のなかでファンタジイにふさわしくない文体の代表として酷評していることでも有名。 |
|
反逆者の影 | キャサリン・カーツ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 172 グウィネド王国年代記 2 |
||
炎の玉座 | キャサリン・カーツ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 184 グウィネド王国年代 3 |
||
エリダー 黄金の国 | アラン・ガーナー | 評論社 | 光を失った黄金の国エリダーの破滅を救うのは誰か。現実の世界と失われた世界が併存する不思議な作品。 | ||
ふくろう模様の皿 | アラン・ガーナー | 評論社 | イギリスのウェールズ地方に伝わる、神話「マビノーギオン」に素材をもとめ、人間の悲劇的な運命を壮大なスケールで描いた。 | ||
吟遊詩人トーマス | エレン・カシュナー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT166 | その昔、類まれな美貌と比類なき詩歌の才を授かった詩人がいた。その名はトーマス。ある日、彼は白馬に乗った美しい貴婦人と出会った。その正体は、トーマスに惹かれてやってきた妖精の女王だった。女王は、7年間愛人として仕えることを条件にトーマスをエルフランドルに連れてゆくが…。〈まことのトーマス〉と呼ばれた伝説の吟遊詩人の波乱に富んだ生涯をあざやかに謳いあげた。1991年度世界幻想文学大賞。 | |
剣の輪舞 | エレン・カシュナー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 174 | 剣に生きる男の恋と波瀾の生涯を華麗に描く傑作長編。 | |
精霊たちの庭 | M・L・カシュニッツ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 27 | ドイツ・ロマン派の神秘的自然観とメルヘンの伝統を受け継いで語る、少年と少女の不思議な旅行譚。 | |
霧のむこうのふしぎな町 | 柏葉幸子 | 講談社 | 講談社 青い鳥文庫 | 「霧の谷」の森をぬけて霧の晴れ間でリナが目にしたのは、赤やクリーム色の洋館のたちならぶ、外国のような小さな町だった。ふしぎな町でリナが出会った、ふしぎな力と魅力を秘めた人々とすごす日々を、作者が、心から楽しく語る。物語性豊かなファンタジーの名作。 | |
ちびっこカムの冒険 | 神沢利子 | 理論社 | 理論社名作の愛蔵版 | 北のはての国にすむカム。病気の母のため火の山の大男ガムリィとたたかい、父をたずねて怪物三兄弟をやっつける壮大な冒険物語。 | |
銀のほのおの国 | 神沢利子 | 福音館書店 | 改訂版 | 壁の向こうに広がる異郷は? 消えたトナカイを追って北への旅を続ける兄妹の物語。 | 感想 |
図書室のドラゴン | マイクル・カンデル | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 171 | 魔法の図書室では、本を読めば、物語のなかにはいりこんで冒険ができるのだ! 抱腹絶倒のユーモア・ファンタジイ。 |
|
水の都の王女(上) | J・グレゴリイ・キイズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 237 | 南国の王女ヘジと北の部族の族長の息子ペルカルの数奇な運命を描く傑作異世界ファンタジイ。 | |
水の都の王女(下) | J・グレゴリイ・キイズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 238 | ||
神住む森の勇者 上 | J・グレゴリイ・キイズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 246 | ||
錬金術師の魔砲 | J・グレゴリイ・キイズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 325 | ||
不思議の国のアリス | ルイス・キャロル | 東京図書 | カラー版 J・テニエル画 石川澄子訳 |
チョッキを着て懐中時計を見ながら焦って走っていく兎。それを追っていったアリスが出会う不思議な世界。 | |
鏡の国のアリス | ルイス・キャロル | 東京図書 | マーチン・ガードナー注 高山宏訳 |
「不思議の国」の続編。ゲーム性が強いのが特徴。 | |
鏡の国のアリス | ルイス・キャロル | 東京図書 | カラー版 J・テニエル画 石川澄子訳 |
||
シルヴィーとブルーノ | ルイス・キャロル | 筑摩書房 | ちくま文庫 | 可憐でおませな妖精姉弟と、ナンセンスで愉快な大人たちが、夢と現実を往き来しつつおりなす、おもしろおかしい愛と冒険の物語。 | |
神々の角笛 | ディ・キャンプ&プラット | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 33 ハロルド・シェイ 1 |
ふとしたことから北欧神話の世界に入り込んだダメ男ハロルド・シェイ。神々と巨人族の間に巻き起こす彼の奇想天外な事件の数々をユーモラスに描く。 | |
妖精郷の騎士 | ディ・キャンプ&プラット | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 37 ハロルド・シェイ 2 |
||
鋼鉄城の勇士 | ディ・キャンプ&プラット | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 49 ハロルド・シェイ 3 |
||
英雄たちの帰還 | ディ・キャンプ&プラット | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 52 ハロルド・シェイ 4 |
||
勇者にふられた姫君 | L・スプレイグ・ディ・キャンプ&デイヴィッド・ドレイク | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 218 | 大御所ディ・キャンプの幻の名作とベテラン作家ドレイクのコミカルな短編を収録した、必笑の一冊。 | |
ガンスリンガー | ステーヴン・キング | 角川書店 | 暗黒の塔T | 「暗黒の塔」の秘密のカギを握る黒衣の男を追い、一人の拳銃使いが今、果てしない旅に出る。キング自身が自らライフワークと語る、超大作の第一巻。 | |
聖少女バフィー | リッチー・タンカスレイ・ クジック |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 285 | 人気ドラマ〈バフィー〜恋する十字架〉の小説版。 | |
コーンウォールの聖杯 | スーザン・クーパー | 学習研究社 | ドルー家の三人の子どもたちは、古い屋敷の屋根裏から七百年前に書かれたアーサー王伝説をめぐる秘密の古文書を発見する。悪と戦いながら「聖杯」を探し出す子どもたちの物語。1972年刊の改訂新版。長い間、絶版で、復刊ドットコムにより復刊されました。 | ||
闇の戦い 1 光の六つのしるし | スーザン・クーパー | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 | 十一歳の誕生日に、ウィルの〈古老〉としての能力はめざめた。〈闇〉の黒旗手が呼び寄せた大雪の中、ウィルと師のメリマンは光のしるしを捜す。 | |
闇の戦い 2 みどりの妖婆 | スーザン・クーパー | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 | 盗まれた聖杯を求めて訪れたコーンウォールで、ウィルとドルー家の三人は不思議な祭りを見る。心やさしいジェーンに緑の妖婆がくれた物とは? | |
闇の戦い 3 灰色の王 | スーザン・クーパー | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 | 旅先のウェールズでウィルと知り合った白髪のブラァン少年。おそるべき〈灰色の王〉の山に黄金の竪琴を捜す彼らの前に現われた謎の貴人たちの招待は? | |
闇の戦い 4 樹上の銀 | スーザン・クーパー | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 | ウィルと仲間五人は〈闇〉との最後の決戦に臨む。だが敵の伏兵は思いもよらぬところにいた! 時と伝承の織りなす光のファンタジイ、ここに完結。 | |
影の王 | スーザン・クーパー | 偕成社 | ある朝目ざめてみるとナットは十六世紀のロンドンにいた。新しいグローブ座の舞台に立つナットは〈真夏の夜の夢〉の妖精パックを演じシェイクスピアの近くで幸せな時間をすごす。エリザベス女王、実在の貴族や役者たちがいきいきと立ちあがってくる、タイム・ファンタジイ。 | ||
忌まわしき者の城(上) | グレン・クック | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 163 | かつては力ある魔道師ナカールのもとで栄えた都市カシュマラー。だが、そのカシュマラーもいまは大国ヘロデに征服され、市中にはヘロデ軍の傭兵として警備にあたるダルタル人があふれていた。そんななかで、子供だけを狙う連続誘拐事件が発生した。恐慌をきたす市民たちをよそに、カシュマラーの元軍人たちは、〈将軍〉と呼ばれる人物を中心に地下抵抗組織リヴィング党を結成し、政権の奪回をめざして画策をはじめた。ひちつの都市の支配権をめぐる熾烈な争いを描く。 | |
忌まわしき者の城(下) | ハヤカワ文庫FT 164 | ||||
魔道士の掟B 裏切りの予言 |
テリー・グッドカインド | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 299 | ||
かぎあなの秘密 | クラピーヴィン | 童心社 | ドヴィット島。謎の怪物が支配する島。伝説の青い鳥のいる島。少年ジェーニャは島の人びとを救うためドヴィット島へ向かった。 | ||
ピポ王子 | ピエール・グリバリ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 18 | ||
鳴りひびく鐘の時代に | マリア・グリーペ | 冨山房 | 鐘の鳴りひびく北欧中世の暗い時代に、アルヴィドは幼い頃から周囲の寄せる期待に圧迫され、十三歳で王位についたあとも、王というあたえられた役割に違和感を持ち続けながらも、自分を見つめて、運命を切り開いていく。 | ||
青き月と闇の森(上) | サイモン・R・グリーン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 185 | ルパートは、フォレスト王国の第二王子。父王にうとまれている彼は、ある日、ドラゴン退治に行くようにと命令を受けた。ルパートは気のいいユニコーンを乗馬がわりに、ドラゴン退治の旅に出発した。生きたドラゴンと生贄の王女を伴って帰国したルパートを待っていたのは、やみの木の森が突如拡大を始め、デモンどもが村や町を荒し回っているという知らせだった。デモンを統べる邪悪の領主が太古の闇からよみがえったのだ。 | 感想 |
青き月と闇の森(下) | サイモン・R・グリーン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 186 | ||
聖なる山の夜明け | コリン・グリーンランド | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 巨大な〈壁〉を周囲に巡らせて自らを封じこめ、住民たちは幾世代にもわたり外の世界に出ることがない。その都市の名はスリン。そしていま、腐敗と堕落に蝕まれたスリンは崩壊の瀬戸際にある。ついにある日、はるか彼方に聳える聖なる山で、救世主が神の帰還を待ち受けている、そんな伝説の真偽を確かめるために、二人の青年貴族が〈壁〉を越えた。 | |
夏の木(上) | ガイ・ゲイブリエル・ケイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 129 フィォナヴァール・タペストリー 1 |
||
夏の木(下) | ガイ・ゲイブリエル・ケイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 130 フィォナヴァール・タペストリー 1 |
||
ふしぎをのせたアリエル号 | リチャード・ケネディ | ベネッセ | 人形になってしまった少女をつれて帆船アリエル号で旅に出る元人形のキヤプテン。 | ||
星の巡礼 | パウロ・コエーリョ | 角川書店 | 角川文庫ソフィア | ||
アルケミスト | パウロ・コエーリョ | 角川書店 | 角川文庫ソフィア | ||
死霊の王 | クリストファー・ゴールデン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 291 | ||
太陽と月のアラベスク | リサ・ゴールドスタイン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 204 | 16世紀のロンドンで、妖精王国の王位争いが始まった。勝敗の鍵を握るのは行方不明の妖精王子。妖精女王オリアナと赤の王の二派に分かれた妖精は、王子を見つけるために人間たちを仲間に引き入れた。書籍商のアリスは、友人の占い師マージェリーとともにこの騒動に一役買うことになった。 エリザベス女王や劇作家クリストファー・マーロウら、実在の人物をも巻きこんでの妖精戦争を描くアメリカ図書賞受賞作家の話題作。 |
|
プリンセス・ブライド | ウィリアム・ゴールドマン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 85 | 架空の国の奇書を、現実と虚構を見事にシャッフルしながら語る問題作。 | |
ミッドナイト・ブルー | ナンシー・A・コリンズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 229 | Tシャツの上に黒の革ジャン、懐には銀のナウフを忍ばせ、美しい顔には常にミラーのサングラスが・・・彼女のナはソーニャ・ブルー。彼女こそ、この地球に存在する〈新世界〉に棲む吸血鬼たちを次々に倒してゆく、怖るべき力を秘めたヴァンパイア・ハンターだった。 | |
ゴースト・トラップ | ナンシー・A・コリンズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 233 | 美貌の女吸血鬼の活躍を描くシリーズ第二弾。 | |
フォーリング・エンジェル | ナンシー・A・コリンズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 235 | 美貌の女吸血鬼ソーニャには、彼女自身知らなかった驚くべき使命があった。「ミッドナイト・ブルー」三部作完結篇。 |
|
ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 |
ヨースタイン・ゴルデル | NHK出版 | ごく普通の14歳の少女、ソフィーのもとに、ある日、消印も差出人の名もない手紙が届いた。その手紙には、たった1行「あなたはだれ?」と書かれていた。その日からソフィーの周りでは奇妙な事が…。哲学史をファンタジイに織り込んだ異色の作品。 | ||
もう少し知りたい人のための 「ソフィーの世界」哲学ガイド |
須田 朗 | 徳間書店 | ソフィーの世界で語られる、哲学の解説書。 | ||
カードミステリー 失われた魔法の島 |
ヨースタイン・ゴルデル | 徳間書店 | 夏、北欧からギリシャへ、美しい母を求める息子と父は旅に出た。息子だけが手にした「魔法の本」、父だけが語ることができる哲学と智恵、そして二人を過去の魔法に結びつけた、謎の小人の冷たい手…。 | ||
アドヴェント・カレンダー 24日間の不思議な旅 |
ヨースタイン・ゴルデル | NHK出版 | 小さな本屋で色あせたカレンダーを見つけた少年は、カレンダーの小さな扉を毎日ひとつずつ開けていった。そこには謎の絵とひとりの少女の不思議な物語が隠されていたのだ。 | ||
鏡の中、神秘の国へ | ヨースタイン・ゴルデル | NHK出版 | 重い病気で死を目前にした少女セシリエの前に、天使アリエルが現れた。 どうせ死んじゃうのに、なぜ生まれてきたの?この世に生きているってどんな感じ?やがて消えてゆく肉体を持って生まれたセシリエと、生きることも死ぬこともない永遠の世界にいるアリエルは、お互いの「存在」についての疑問をぶつけあう。天使との会話を通して、少女の純粋な心の中に生と死は融合する。 死を語ることによって生きる意義を問い直す作品。 |
||
冒険者たち ガンバと15ひきの仲間たち |
斎藤惇夫 | 岩波書店 | 岩波少年文庫 | イタチと戦う島ネズミを助けに、ドブネズミのガンバと仲間たちは夢見が島へ渡る。獰猛な白イタチのノロイの攻撃を受け、ガンバたちは知恵と力の限りをつくして戦う。 | 感想 |
ガンバとカワウソの冒険 | 斎藤惇夫 | 岩波書店 | 岩波少年文庫 | ゆくえ不明のネズミをたずねて四の島へ向かったガンバと仲間たちは、絶滅したはずの二ひきのカワウソを見つけた。そして狂暴な野犬と戦いながら、伝説の河「豊かな流れ」をめざす。 | |
後宮小説 | 酒見賢一 | 新潮社 | 時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめになる。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。 | ||
陋巷に在り@ 需の巻 |
酒見賢一 | 新潮社 | 新潮文庫 | 聡明で強い呪術の能力を持ちながら、出世の野心なく、貧しい人々の住む陋巷に住み続けた顔回。孔子の最愛の弟子である彼は師に迫る様々な魑魅魍魎や政敵と戦うサイコ・ソルジャーだった…息づまる呪術の暗闘、政敵陽虎との闘争、影で孔子を護る巫儒の一族。論語に語られた逸話や人物を操りつつ、大胆な発想で謎に包まれた孔子の生涯を描く壮大な歴史長編、第一部。 | |
陋巷に在りA 媚の巻 |
酒見賢一 | 新潮社 | 新潮文庫 | 儒者の抵抗によって思わぬ苦戦を強いられた陽虎は、太古の鬼神・饕餮を召喚。瞬く間に儒者の屍の山が築かれていった。その凄まじさに孔子の弟子たちは恐れをなすが、一人、顔回だけは落ちついていた…。土俗的な術を使う政敵との熾烈な闘い、媚術で弟子を次々に骨抜きにする謎の美女の登場、更に許嫁と顔回の恋の行方は…。 | |
だれも知らない小さな国 | 佐藤さとる | 講談社 | 青い鳥文庫 | コロボックルシリーズ第一作。 日本ではじめての本格ファンタジイと言われています。 |
|
だれも知らない小さな国 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 コロボックル物語1 |
||
豆つぶほどの小さな犬 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 コロボックル物語2 |
若いコロボックルたちは、せいたかさんの助けをかりて、伝説の中の、豆つぶほどの小さな犬“マメイヌ”を探して、活躍を始める。 | |
星からおちた小さな人 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 コロボックル物語3 |
コロボックルの少年が、空とぶ機械の試験飛行の最中に地上に墜落。怪我をして人間につかまってしまった。昔からの掟を破って全コロボックルが団結して立ちあがる。 | |
ふしぎな目をした男の子 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 コロボックル物語4 |
どんなにすばやく動いても、コロボックルを見つけてしまう“ふしぎな目をした男の子”タケルとコロボックルの友情の物語。 | |
そこなしの森の話 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 佐藤さとるファンタジー童話集 1 |
否含山の山すそに、うっそうと広がる"そこなし森"。だれひとり踏み込むこともないその奥深い山に、年とった六部姿の旅人が迷い込み、住みついた。仙人のような日々を送るそこなし森の老人のまえに、ある日、小さくて奇妙な人形の生き物が現れた。 |
|
名なしの童子 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 佐藤さとるファンタジー童話集 2 |
||
おばあさんの飛行機 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 佐藤さとるファンタジー童話集 3 |
||
赤んぼ大将 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 佐藤さとるファンタジー童話集 4 |
機械や動物と話ができる、不思議な赤んぼうタッチュンの冒険。 | |
てのひら島はどこにある | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 佐藤さとるファンタジー童話集 5 |
||
ジュンと秘密の友だち | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 佐藤さとるファンタジー童話集 6 |
ジュンの家はがけのふちにあって、そこに小さな庭があった。その小庭はジュンの秘密の場所なのだが、そこへある日見知らぬ少年がやってくる。ジュンはその子が、いつも庭をのぞいている鉄塔の化身と思うが・・・。 | |
わんぱく天国 | 佐藤さとる | 講談社 | 講談社文庫 | わんぱくな少年時代を、三浦半島の按針塚でを過ごした作者の自伝的長編。 | |
きらめきのサフィール | 澤田徳子 | くもん出版 | 時を止められた世界“サフィール”。伝説の主人公ココロは時をとりもどすため、遍歴の旅に出る。 | ||
悪魔の機械 | K・W・ジーター | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 128 | スチームパンクという呼称の元になった作品。 | 詳細 |
異次元の色彩 | マイクル・シェイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 135 | ||
勇者の剣(つるぎ) | ブライアン・ジェイクス | 徳間書店 | レッドウォール伝説 | ネズミの修道士たたちが暮らす「赤い壁(レッドウォール)の修道院」をめぐる壮大な物語の第一作。傑作動物冒険ファンタジー。児童文学ファンタジイ。 | 感想 |
モスフラワーの森 | ブライアン・ジェイクス | 徳間書店 | レッドウォール伝説 | 『勇者の剣』の時代から遡ること数世代。モスフラワーの森はコター砦を根城とするヤマネコの"千目族"に支配されていた。極悪非道の女王ツアーミナ率いるコター砦軍と森の生きものたちが攻防をくり返す中、ネズミの勇者マーティンは、モスフラワーの正当な統治者、アナグマの闘士ボアを連れもどるという使命を帯びて、"盗賊ネズミ"のガーンフ、モグラの"小えくぼ"、旅の途中で仲間になったトガリネズミの"丸太の船頭"らとともに、"炎龍の高嶺"への危険な旅に出た。前作『勇者の剣』の主人公マサイアスが手にした剣。その真の持ち主、伝説の英雄「勇者マーティン」の物語がいよいよ明らかになる。 | |
小さな戦士マッティメオ | ブライアン・ジェイクス | 徳間書店 | レッドウォール伝説 | 平和が続いたある年のこと、戦士マサイアスの息子マッティメオをはじめ、修道院の子どもたちが謎のキツネにさらわれてしまう。捜索隊が子供たちの行方を追う一方、留守を守る動物たちは凶悪なカラス軍団に襲撃されてしまった! 謎のキツネの正体は? 子供たちが連行された先はいったい? そして留守部隊に修道院は守りきれるか? | |
マツの木の王子 | キャロル=ジェイムズ | フェリシモ出版 | マツの林のマツの王子が、そこに芽生えた一本のシラカバの少女を好きになりました・・・。人生と愛を謳う、心にしみ入るファンタジー。 | 感想 |
|
五つの壷 | M・R・ジェイムズ G・マクドナルド |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 7 ファンタジイ傑作集 1 |
怪奇小説の巨匠ジェイムズがメルヘン調に語る「五つの壷」と、英国ファンタジイの始祖マクドナルドの「お目当ちがい」「城」を収集した傑作集。 | |
常世の森の美女 | スーザン・シュウォーツ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 183 | ワーグナーのオペラ「パルジファル」に材を取った歴史ファンタジイ。 | |
竜王伝説1 ―妖獣あらわる!― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 239 時の車輪 1 |
近づく春祭の準備でわきたつエモンズ・フィールドの村を、突然の災厄が襲った。遙かシャヨル・グールに幽閉されているはずの「闇王」の眷属である、妖獣トロロークの一団が襲撃してきたのだ。たまたまこの地を訪れていた異能者モイレインと護衛士ランの活躍で、かろうじて妖獣は撃退された。 | |
竜王伝説2 ―魔の城塞都市― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 240 時の車輪 2 |
「闇王」が狙っているのがほかならぬ自分たちであることを知らされたアル=ソアら三人の若者は、半信半疑ながらも、村を救い、またみずからを守るために、住み慣れたエモンズ・フィールドを出立した。同行するのはモイレインとその護衛士ラン、吟遊詩人とアル=ソアの幼なじみエグウェーン。めざすは異能者の都タール・ヴァロンだ。一行は、執拗な闇の軍団の追撃をかわし、ようやくベイロンの町までたどりつく。 | |
竜王伝説3 ―金の瞳の狼― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 242 時の車輪 3 |
怖るべき悪霊マシャダーの潜む魔都シャダー・ロゴスから、からくも脱出したアル=ソアたち一行。だが、半人ミルドラルにひきいられたトロローク軍団の執拗な追撃によって、仲間たちは三つのグループに分かれ、離ればなれとなってしまった。対岸に取り残されたペリンとエグウェーンは、必死に仲間を捜している途上、森のなかで金色の瞳を持つ不思議な男と出会った。そして、その男のまわりには金の瞳を持つ狼たちの姿があった。 | |
竜王伝説4 ―闇の追撃― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 243 時の車輪 4 |
アル=ソアとマットは、魔都シャダー・ロゴスではぐれたモイレインやエグウェーンたちを必死に捜しながらも、吟遊詩人の遺品をたずさえて、一路シームリンをめざして旅をつづけていた。だがそんな二人を、街道に潜む闇の信徒たちがつぎつぎと襲う。その怖るべき追撃をかろうじてかわした二人が、ようやくシームリンにたどりついたまさにそのとき、異能者の軍団に捕えられた偽の竜王ロゲインが、シームリンに到着した。 | |
竜王伝説5 ―竜王めざめる!― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 244 時の車輪 5 |
離ればなれとなっていた仲間がついに再会した。半獣人オジールの先導により「秘密の通路」を通って、大陸中央部のシームリンから遥か北方のファル・ダーラまでいっきに走破したアル=ソア一行は、一路「全界の眼」をめざす。「緑の男」に闇王の魔手が迫っていることを知らせるためだ。だが不思議な力に守られたはずのその場所に、忽然と闇セダーイが出現した。 | |
聖竜戦記1 ―闇の予言― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 249 時の車輪 6 |
闇王に汚された絶対力を操ることで、いつか気が狂い、愛する者たちを破滅させるのではないか。それを防ぐには、人知れず無人の荒野に旅立つしかないのではない。アル=ソアが苦渋にみちた決断を迫られていたまさにそのとき、異能者の集団を引き連れたアミルリン位がファル・ダーラに到着した。いっぽう闇王の配下は、英雄蘇生の角笛を奪うべくその怖るべき魔手を伸ばしつつあった。 | |
聖竜戦記2 ―異世界への扉― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 252 時の車輪 7 |
ファル・ダーラ城をトロロークが襲い、「英雄蘇生の角笛」が強奪された!アミルリン位によれば、古代の英雄たちはその角笛を吹く者に従うという、たとえそれが闇の信徒であっても。イングター率いるシエナール王国軍追跡隊とともに、アル=ソアは角笛を取り戻すべく、ただちに探索の旅に出立した。だが、跡を追う一行を次々に奇怪な出来事が襲う…やがてある朝目覚めると、アル=ソアたち三人は、奇妙な異世界にいた。 | |
聖竜戦記3 ―異能者の都― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 254 時の車輪 8 |
ついに異能者の都―タール・ヴァロンに到着したエグウェーンとナイニーヴ。そこにはすでに、人のオーラから未来を読み取る不思議な力を持つミンと、修練生として訓練を受けにやってきたエレイン王女がいた。たちまち意気投合する四人の娘。だが彼女たちを待っていたのは、異能者となるための白い塔での苛酷な訓練だった。いっぽうアル=ソアたちは、闇に乗じてトロロークを襲い、角笛を奪回することに成功するが…。 | |
聖竜戦記4 ―大いなる勝負― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 256 時の車輪 9 |
角笛の奪回に成功し、ケーリエンで角笛探索隊を待つアル=ソアたち。だが一行の宿屋には、連日のようにケーリエン国の貴族からの招待状が送り届けられていた。かれらにしてみれば、謎の人物であるアル=ソアがいったいどの勢力にくみするのかが一大関心事だったのだ。〈大いなる勝負〉―名門貴族たちが、たがいに有利な立場を求めてめぐらすこの陰謀のゲームは、やがてアル=ソアを否応なく新たな戦いの渦中へ巻き込んでいくのであった。 | |
聖竜戦記5 ―復活の角笛― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 258 時の車輪 10 |
アル=ソアに危険が迫っているとのリアンドリン・セダーイの言葉に、ナイニーヴ、エグウェーン、エレイン、ミンの4人は、危険な「秘密の通路」を通り、一路トーマン岬へと向かった。一方、アル=ソアたち一行も、角笛を盗んだパダン・フェインを追って、やはりトーマン岬の都市ファルムに近づきつつあった。「光の子」とショーンチャン人を巻きこみ、怖るべき闇王との壮絶な戦いがいま始まる。 | |
神竜光臨1 ―魔人襲来― |
ロバート・ジョーダン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 261 時の車輪 11 |
ファルムでの勝利のあと、アル=ソア一行は、アルモス平原の戦乱の渦に巻きこまれるのを避け、霧の山脈の山中に隠れ潜んでいた。アル=ソアに付き従うのは、異能者モイレインにその護衛士ラン、幼なじみのペリンに、不思議な力を持つミン、そしてシエナール王国軍兵士たちだった。ついに「竜王の再来」であることを自覚したアル=ソア。だが、この奥深い山中の野営地にまで、いつしか闇王の魔手が…第3部ついに開幕。 | |
九年目の魔法 | ダイアナ・ウィン・ジョーンズ | 東京創元社 | 創元推理文庫 | 現代のイギリスを舞台に、主人公の少女ポーリィと魔法の九年間におよぶ戦いを描いた物語。少女の成長と愛を描く現代魔法譚。カシュナーの「吟遊詩人トーマス」と同様の妖精に関する伝承をモチーフにした、きわめてミステリアスな物語。 | |
魔法使いはだれだ | ダイアナ・ウィン・ジョーンズ | 徳間商店 | 大魔法使い クレストマンシー |
「このクラスに魔法使いがいる」なぞのメモに、寄宿学校は大さわぎ。魔法は厳しく禁じられていて、魔法使いは見つかりしだい火あぶりになるからだ。疑われた子供たちは古くから伝わる助けを呼ぶ呪文「クレストマンシー」を唱えた。すると現われたのは…? …?「魔法のファンタジーを描かせたら第一人者」「ファンタジーの女王」と評価の高い、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表連作「大魔法使いクレストマンシー」の一作。 | |
私が幽霊だった時 | ダイアナ・ウィン・ジョーンズ | 東京創元社 | 創元推理文庫 | 現代のイギリスを舞台に、おかしくもほろ苦い時空を超えたファンタジイ。 | |
詩人たちの旅 | ダイアナ・ウィン・ジョーンズ | 東京創元社 | 創元推理文庫 | 《デイルマーク王国史》四部作。 町から町へと旅する吟遊詩人クレネン一家が、見知らぬ少年キアランを馬車に乗せたときから、過酷な運命が始まる。父を殺され、兄ダグナーは囚われの身に。モリルは父の素顔を知るとともに、遺された弦楽器クィダーに秘められた魔力を見出す。だが、姉ブリッドとキアランを連れ旅を続ける彼に、さらなる危機が……。現代ファンタジイを代表するジョーンズが描く、壮大なる冒険と奇跡の物語。 |
|
魔法使いになる14の方法 | ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、他 | 東京創元社 | 創元推理文庫 | アーサー王伝説のマーリンからハリー・ポッターまで、時代を超えて人の心をとらえている魔法使いの物語。ここに選んだ14篇は、魔法を信じる子供たちと、そんな子供だった大人たちへの、楽しくて、ちょっぴり怖い贈り物。ネズビットからジョーンズまでの新旧の名手たちが「魔法」と「学校」をテーマに自慢の腕をふるいます。 | |
伝説は永遠に@ | ロバート・シルバーバーグ編 ステーヴン・キング ロバート・ シルヴァーバーグ オースン・スコット・カード レイモンド・E・フィースト |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 279 | ベストセラー・リストに名を連ねる作家本人が、みずからの人気シリーズ外伝をすべて書き下ろしでおくる豪華アンソロジー。 | |
伝説は永遠にA | ロバート・シルバーバーグ編 テリー・グッドカインド ジョージ・R・R・ マーティン アン・マキャフリイ |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 281 | ||
伝説は永遠にB | ロバート・シルバーバーグ編 ロバート・ジョーダン アーシュラ・K・ ル・グィン タッド・ウィリアムス テリー・プラチェット |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 282 | ||
魔法使いとリリス | シャロン・シン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 351 | 変身の術ではほかに並ぶものなしと評判の、魔法使いグライレンドンのもとに弟子入りした青年オーブリイ。村外れにあるグライレンドンの塔を訪ねると、魔法使いの妻リリスが彼を出迎えた。リリスは魔法使いには不釣り合いなほど若く、緑の瞳を持つ彼女にはどこか惹かれるものがあった。弟子として館に住み、塔の住人たちと過ごす時間が長くなっていくうち、オーブリイはリリスのことを想うようになるが、彼女は“愛”という感情が理解できないと言う。そんな彼女には、ある秘密があった……。 | |
魔術探偵スラクサス | マーティン・スコット | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 306 | スラクサスは魔法の国トゥライの探偵。でぶで大食い、大酒飲み、借金だらけで妻には逃げられた。そんな彼のもとにある日、舞いこんだ依頼は、単純な王室スキャンダルのもみ消しに見えた。だが、次々と襲ってくる謎の集団、あちこちで発見される死体。どうやら、国じゅうを騒がす魔法の赤布紛失事件に巻きこまれたらしい。けんかと推理力なら自信のあるスラクサスは、相棒の超美人剣士マクリと立ちあがった。世界幻想文学大賞受賞。 | |
天界の馬 | メアリー・スタントン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 132 | ある日、一頭の牝馬がビショップ親子の牧場につれてこられた。ダッチェスという名のこの馬、何かと厄介事を起こして他の馬となじまない。それもそのはず、実はダッチェスこそ、神話時代より、善と暗黒の馬との確執の中心であるアパルーサ種最後の牝馬だったのだ。彼女の存在に気づいた暗黒の馬は、アパルーサ種絶滅の格好の機会とばかりに〈死刑執行者〉を送り出した。片や善の馬の軍団の首領ダンサーは、ダッチェスを救うために神性を捨て、一介の馬として天界から俗界へと下った。 | |
ポートペロー通り | ミューリエル・スパーク | 社会思想社 | 教養文庫 | 歴史と神話、現実と夢想のはざまを彷徨し、青春の愛と友情を見事に謳いあげた珠玉の中篇集。 | |
白い鹿 | ナンシー・スプリンガー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 68 アイルの書 1 |
ケルト神話を素材に愛と憎悪、忠誠と裏切りを描く。 | |
銀の陽 | ナンシー・スプリンガー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 70 アイルの書 2 |
||
闇の月 | ナンシー・スプリンガー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 71 アイルの書 3 |
||
黒い獣 | ナンシー・スプリンガー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 75 アイルの書 4 |
||
金の鳥 | ナンシー・スプリンガー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 76 アイルの書 5 |
||
炎の天使 | ナンシー・スプリンガー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 231 | 夜のロサンジェルスに翼ある男が出現した。男の名はヴォロス。神に反逆して地上に降り、ロック・シンガーを目ざす美貌の天使。彼は望みどおりスーパースターの座をつかみ、その一方で、心優しき中年男や出世欲に燃えるゲイの若者、不思議な力をもつ女などとの絆を深め、人間としての愛と痛みを学んでいく。だが、そんなヴォロスを悪魔と呼ぶ者たちが現われて…現代ファンタジイの旗手が贈る感動のファンタジイ・ロマン。 | |
ゴッドハンガーの森 | ディック・キング=スミス | 講談社 | ある日ゴッドハンガーの森に現れた謎の鳥、スカイマスター。その教えに従って、森の鳥や獣は森番の銃から命を守っていた。しかし、狩猟の邪魔をされ続けた森番は、畑や鶏が荒らされたとき、スカイマスターに執拗な復讐を始める。 | ||
女王の鼻 | ディック・キング=スミス | 評論社 | 女王の顔がほられた50ペンス・コイン。おてんば少女ハーモニーがおじさんからそれをもらった時から、つぎつぎと奇跡がおきて―。 | ||
魔法の呼び声 | ジュリー・ディーン・スミス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 159 魔法十字軍 1 |
魔法の力は人を狂気に導く―ケイス王国ではだれもがそう信じて魔法を恐れ、魔力を持つ者を抹殺する儀式が定着していた。ケイスの王女アサーヤも、やはり魔法を恐れるひとりだった。そんなアサーヤに、ある日、魔法が野放しになっていることで悪名高い隣国レイカにおもむけという父の勅命が下った。いやいやレイカへと旅立ったアサーヤを待ち受けていたのは、想像を絶する恐ろしい運命だった。 | |
魔法の使命 | ジュリー・ディーン・スミス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 165 魔法十字軍 2 |
魔法で父王を死なせてしまったケイス王国の王女アサーヤは、王位を継いだ長兄の手の者に追われながらも、なんとか隣国レイカに落ちのびた。魔力を持つ故国の人々を一刻も早く苦しみから解放しなければ―。アサーヤは、魔法十字軍を結成してケイスにもどる決意を固め、魔法使いのエリート集団である〈大魔法使いの会〉の助力を仰いだ。その矢先、ケイス王から遣わされた追手がレイカにやってきた。 | |
救世主の帰還 | ジュリー・ディーン・スミス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 189 魔法十字軍 3 |
ケイス国王デュレクの手に落ちたジェイレンは、火刑に処せられる瀬戸ぎわでアサーヤに救いだされた。ところが、混乱のなかで今度はアサーヤが捕らえられ、いずことも知れぬところへ連れ去られて幽閉されてしまった。それも、密封の呪文で魔力を封じられたまま。一刻も早くアサーヤを捜しだして呪文を解かねば、呪文の影響で彼女は廃人になってしまう。ジェイレンはアサーヤ捜索に全力を注ぐ。 | |
賢人の島 | ジュリー・ディーン・スミス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 195 魔法十字軍 4 |
幽閉されていた尼憎院から救出されたアサーヤのもとには、魔法の才能を持つ者が異端裁判所の追及を逃れて続々と集まってきた。ところが、アサーヤは平和主義を掲げていっこうに戦おうとしない。それに業を煮やした者たちが、ついにアサーヤと袂を分かった。一方アサーヤの兄ニコラスは、強力な魔法使いである〈賢人〉の罠が待ち受けるとも知らずに、〈賢人〉が権力を握るサーレ島に総督として赴任した。 | |
薔薇の荘園 | トマス・バーネット・スワン | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF | 少年十字軍に憧れる二人の少年と天使のような少女との不思議な冒険の旅「薔薇の荘園」。ペルシア神話を背景に、小人の意外な運命を描く「ヴァシチ」。伝説上のローマ建設者ロムルス、レムス兄弟の悲しき愛を牧歌的な口調で語る「火の鳥はどこに」など、幻視者スワンが愛と友情を詩情豊かに謳い上げた珠玉の中篇集。 | |
ミノタウロスの森 | トマス・バーネット・スワン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 169 | 紀元前1500年。クレタ王国は蛮族アカイア人の侵攻の前に屈しようとしていた。王女テアと弟のイカロス王子は追手を逃れて森の洞窟に入ったものの、牛頭人身の怪物ミノタウロスに行く手をふさがれてしまった。ところが意外にもミノタウロスは、怪物どころか、森を愛する知的で穏やかな生きものだった…。クレタの森の幻獣たちとともに、侵略者から故国を守ろうと立ち上がった王女と王子を描く、幻想の詩人スワンの処女長篇。 | |
幻獣の森 | トマス・バーネット・スワン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 198 | はるかな昔、幻獣たちが暮らすクレタ島の森―。心優しきミノタウロスの若者ユーノストスは、美しい木の精コーラに恋をした。だが、いつか人間の恋人と結ばれることを夢見ているコーラは、ユーノストスに色よい返事をしようとしない。そんなある日、瀕死の重傷を負ったクレタの王子アイアコスが森に迷いこんできた。彼がコーラと出会ったとき、悲劇は始まった…。幻想の詩人スワンが贈る『ミノタウロスの森』の前日譚。 | |
子ども部屋のおばけ | トマス・バーネット・スワン | 早川書房 | 読書好きの姉ユッタ、おてんばな妹のイーミ、小ちゃな弟ベンゾーの三姉弟と、おばけのフローリアンがまきおこす、ゆかいな物語。 | ||
魔性の子 | ロジャー・ゼラズニイ | 東京創元社 | 創元推理文庫SF | 強大な魔力を持ち、長年に渡ってロンドヴァルに君臨した魔王が不意討ちにたおれた。魔王の血を継ぐただひとりの赤児は、すんでのところで命を助けられ、老妖術使いモーの手で天空を隔てた別の世界へ流されることとなった。遠い昔に魔法が捨て去られ、すでに過去の伝説と化したその世界の名は、地球。 | |
外道の市 | ロジャー・ゼラズニイ | 東京創元社 | 創元推理文庫SF | 意のままにならぬ七体の魔人像に落胆したポルを、ある日なぞの魔術師が襲った。危ういところで難を逃れたものの己の腕の未熟さを痛感した彼は、折からひらかれる魔術師の大集会へ参加せんものと、盟友マウスグラヴとともに旅立った。そして、旅の夜、七つの青白い炎がポルを奇怪な異世界の夢へと誘った・・・「魔性の子」続編! | |
変幻の地のディルヴィシュ | ロジャー・ゼラズニイ | 東京創元社 | 創元推理文庫SF | 荒野のただなか、この世のものならぬ危険な力に満たされた土地がある。人々はそこを変幻の地と呼んだ。その中央にそびえたつ《超時間城》こそは、史上最強の魔術師ジェレラクの根拠地である。この地に、いま、黒き鋼の馬を従えて立つ一人の男があった。彼の名はディルヴィシュ。宿敵ジェレラクとの対決の時が迫る。 | |
時計坂の家 | 高楼方子 | リブリオ出版 | 祖父が住む“時計坂の家”で、主人公のフー子が出会う数々の不思議。懐中時計をめぐって複雑に絡みあう幻と現実がロォムの謎を解き明かしていく。 | ||
魔法使いが落ちてきた夏 | タカノトシコ | 理論社 | 東京・新都庁の上空に異空間が…。一枚のポストカードに、魔法使いからのSOSが発信されていた。魔法が大好きなカナが異次元の戦いに巻き込まれる、夏のファンタジー。 | ||
月神の統べる森で | たつみや 章 | 講談社 | 山も川も動物も、みな心ある存在として共生していた縄文の時代。海を渡ってやって来た弥生の民はクニをつくり,ムラへの攻撃を開始した。縄文時代を舞台に人々の愛と闘争、縄文と弥生の相克を描くファンタジー。 | ||
地の掟 月のまなざし | たつみや 章 | 講談社 | |||
天地のはざま | たつみや 章 | 講談社 | |||
精霊がいっぱい! 上 | ハリー・タートルダヴ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 259 | デヴォンシャー処理場に不法投棄されていた魔法の残留物は、第三次魔法大戦を引き起こしかねないほど強力かつ邪悪な「力」であった。そのことを知ったぼくは、上司のビーが次々と押しつけてくる雑務をはねのけ、恋人のジュディとともに、さらに調査をすすめた。だがそんな折り、愛するジュディが何者かに誘拐されてしまった。 | |
精霊がいっぱい! 下 | ハリー・タートルダヴ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 260 | ||
魔法使いの弟子 | ロードダンセイニ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 30 | 時折しも素晴しかった絶頂期もすでに過ぎ、いまや黄昏へ向かっているスペイン〈黄金時代〉。一人の若者が魔法使いの棲み家を訪ねて、草深き山中を彷徨っていた。旅人の名はラモン・アロンソ。彼は魔法使いに弟子入りし、錬金術の奥義を極めねばならなかった─今や彼の城館の財政難は、魔法にすがらねばならぬほど逼迫していたのだ。だが、彼が探し求めている魔法使いこそ、実は宇宙の精霊たちと交信すべく、人間の影を蒐集する恐るべき黒魔術の徒であった! 今世紀最大の幻想作家が、ケルト民族特有の〈黄昏の想像力〉を駆使して描く傑作! |
|
半熟マルカ 魔剣修行 | ディリア・マーシャル・ ターナー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 273 | 強くなって、ご主人を倒すんだ! 意地悪な魔法使いの主人から逃げだしたマルカは、ただいま剣術修行中。ところが、ふとしたことから剣術学校を追い出され、ハンサムなアンドロイド、ロダーが率いる魔力ドライブ宇宙船に飛びこむはめに。ロダーは魔力者矯正機関監視局との戦いの真っ最中で、マルカも否応なく動乱の渦中に巻きこまれていく。科学のかわりに魔法が発達した世界を舞台に、小さな剣士マルカの大冒険が始まる。 | |
チョコレート工場の秘密 | ロアルド・ダール | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 | 貧しい少年チャーリーに,世界一おいしいお菓子をつくるチョコレート工場見学の幸運が当たったのです!そこで見たアッと驚く工場の秘密とは―笑いと涙と感動がいっぱい。抱腹絶倒,奇想天外な物語。 | |
ぼくのつくった魔法のくすり | ロアルド・ダール | 評論社 | 土曜日の朝、ジョージは、おばあさんと2人きり。ところが、このおばあさん、いじわるで、身勝手で、椅子にすわったまま、文句ばかり言っている。そこで、ジョージはおばあさんに仕返しをしようと、魔法のくすりを作ることにした。 | ||
魔法の窓 上 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 161 力の言葉 1 |
魔法の源である〈力の言葉〉―。権力を求める者たちがそれを手に入れようと熾烈な闘争を繰り広げる世界、パンデミア。その北辺の小王国クラスネガルで、王女イノスは幼なじみの少年ラップとともに平隠な毎日を送っていた。そんなある日、イノスは南方の大国に花嫁修業にいくことになり、クラスネガルを旅立った。後に残されたラップは、王宮の厩番見習いとして働くうちに自分に透視能力が備わっていることに気づくが…。 | |
魔法の窓 下 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 162 力の言葉 1 |
クラスネガル王危篤。ラップは、遠国のイノスにそれを知らせるべく、アンドルという男と一緒にクラスネガルを出立した。ところが旅の途中でアンドルの姿が豹変した。まったくの別人に変身したのだ。しかもアンドルは、ゴブリン族の中にラップを置き去りにして単身イノスのもとに向かった。アンドルの狙いは何か?いっぽうイノスの周囲では、彼女の父が持つ〈力の言葉〉を狙う者たちが暗躍を始めた…。 | |
荒涼たる妖精の地 上 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 167 力の言葉 2 |
クラスネガルの王宮に侵入したインプ軍に追われ、王女イノスと厩番ラップの一行は魔法の窓のある小部屋に逃げ込んだ。そのとき、一同の前にラシャと名乗る女魔法使いが忽然と姿を現わした。ノイスがラシャに促されるままに魔法の窓を通り抜けると、そこはなんと南方の大帝国ザルクの宮廷だった。一方、イノスを追って魔法の窓を通り抜けたラップたちは、ザルクからはるか彼方の未開の島フェアリーに降り立っていた…。 | |
荒涼たる妖精の地 下 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 168 力の言葉 2 |
イノスは、皇帝アザクと女魔法使いラシャの賓客としてザルクの宮廷に逗留することになった。ところが、ラシャはイノスを利用して何事か企んでいるようす。それに気づいたイノスは、アザクと共に王宮を脱出した。同じころ、フェアリー島のラップはノイスのもとに行こうと必死の画策を始めていた。だが、仲間二人とはぐれたうえに、あろうことか西の魔道師と北の魔女の陰謀に巻き込まれてしまった…。 | |
荒れ狂う海 上 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 179 力の言葉 3 |
なんとか西の魔道師と北の魔女の手を逃れたラップは、透視能力を買われて、ヨッツンのガトモルガ指揮する交易船〈嵐の踊り子〉号に奴隷として乗り組み、フェアリー島をあとにすることになった。しかし、イノスを捜しに船出する望みを果たすまもなく、〈嵐の踊り子〉号の本拠地がガルクの領主カルコル麾下の海賊に襲われ、ラップとガトモルは捕虜にされてしまった。囚われの身となったラップを待ち受けていたものは…。 | |
荒れ狂う海 下 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 180 力の言葉 3 |
皇帝アザク、伯母ケイドと共に后妃ラシャのもとを逃げ出したイノスは、四人の魔道師に会って自らの王位継承権に対する支持をとりつけるべく、長老エルカラトの率いる隊商に混じって中央都市フブへと向かっていた。ところが、エルカラトはイノスたちの監視を命じられたラシャ后妃の手先だったのだ。イノスとケイドとアザクはエルカラトの隊商から離脱し、三人だけでフブを目指すが…。 | |
帝王と道化 上 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 190 力の言葉 4 |
ザルク宮廷でイノスと再会を果たしたのもつかのま、ラップは、皇帝アザクに捕らえられて投獄されてしまった。いっぽうアザクは、イノスを妃に迎えたものの、前皇妃ラシャの呪いのせいで花嫁には指一本触れられぬありさま。そこでアザクは、魔道師四人衆に呪いを解いてもらおうと、イノスを連れてインプ王国の王都フブに赴くことにした。イノスは幽閉されているラップの身を案じながらも、アザクと共にフブに向かうが…。 | |
帝王と道化 下 | デイヴ・ダンカン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 191 力の言葉 4 |
仲間の助けで牢獄を脱出したラップは、イノスを追って一路フブをめざした。同じころ、クラスネガルの王座を狙う〈北の国〉の領主カルコルも、おのれの権利を魔道師四人衆に保証してもらうべくフブに向かっていた。さまざまな思惑が交錯する世界の中心フブ―。そこで、クラスネガルの王座を賭けて、魔法の窓が予言したラップとカルコルの運命の死闘がくりひろげられようとしていた。 | |
赤い月と黒の山 | ジョイ・チャント | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 | 三人の兄妹がふとした事から別世界へと迷い込む。そこは善と悪との壮絶な戦いが繰り返され、星魔術の支配する夢と冒険の世界だった。 | 感想 |
ビバ! ドラゴン | G・K・チェスタートン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 28 | ドラゴンをテーマに、五人の著名な作家達の作品を集めたアンソロジー。 | |
ドラゴンになった青年 | ゴードン・R・ディクスン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 10 ドラゴン・ウォーズ 1 |
SF界のヴェテランがユーモラスに描いた英国幻想文学賞受賞作品。 | |
ドラゴンの騎士 上 | ゴードン・R・ディクスン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 212 ドラゴン・ウォーズ 2 |
フランス王に入れ知恵してイングランド王子を捕らえた黒幕―それは、キャロリナスの旧友にして悪の道に走った魔法使い、マルヴィンだった。ドラゴンやら湖の精霊やらの妨害もなんのその、一路王子が捕らえられているマルヴィンの城に向かったジム一行。覚えたてのジムの魔法でなんとか王子を救出したものの、その先には、またしてもマルヴィンの恐るべき罠が…。「ドラゴンになった青年」の続編。 | |
ドラゴンの騎士 下 | ゴードン・R・ディクスン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 213 ドラゴン・ウォーズ 2 |
||
星の王子さま | サン=テグジュペリ | 岩波書店 | サハラ砂漠に不時着した飛行士は、星の王子さまに出会う。 世界的に愛されている児童文学ファンタジイの傑作。 |
||
アレール姫の指輪 | スーザン・デクスター | 社会思想社 | 教養文庫 | ||
魔女の箒 | ウォルター・デ・ラ・メア | 国書刊行会 | |||
リトル・カントリー(上) | チャールズ・デ・リント | 東京創元社 | 書物の中の世界と外の世界、それがたった一冊しか書かれなかった本によってつながってしまう。 | ||
リトル・カントリー(下) | チャールズ・デ・リント | 東京創元社 | |||
ジャッキー、巨人を退治する! | チャールズ・デ・リント | 東京創元社 | ジャッキーが偶然手に入れた赤い帽子は、妖精界が見える魔法の帽子だった。イギリス民話「ジャックと豆の木」を下敷きにした、十九歳のOLジャッキー・ローアンが巨人を退治するお話。 | ||
ホビットの冒険 | J・R・R・トールキン | 岩波書店 | 岩波世界児童文学集6 | ひっこみじあんで、気のいいホビット小人のビルボ・バギンズは、ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝をとり返しに旅立つことになる。途中で、魔法の指輪を手に入れたビルボとその一行は、やみの森をぬけ、囚われた岩屋からもなんとか脱出に成功。ビルボたちは、いよいよ恐ろしい竜スマウグに命がけの戦いを挑む。 指輪物語の序章をなす作品。児童文学ファンタジイ。瀬田貞二訳。 |
感想 |
ホビットの冒険 オリジナル版 |
J・R・R・トールキン | 岩波書店 | オリジナル版 | トールキン自身の装画・挿絵で飾られた原書を再現したスペシャル版。印象的なカラー別丁5枚。本文横組み。瀬田貞二訳。 | 感想 |
ホビット ―ゆきてかえりし物語― |
J・R・R・トールキン | 原書房 | 山本史郎氏による新訳。 本書は、アメリカのトールキン研究者ダグラス・A・アンダーソンが66年版をベースに、テキスト改訂の歴史をたどり注釈版として88年に出版したもので、本邦初の翻訳。著者自身によるイラストや、世界各国の翻訳版からの多様な挿絵が豊富に収められている。 |
感想 |
|
仔犬のローヴァーの冒険 | J・R・R・トールキン | 原書房 | 仔犬のローヴァーが月や海底をかけめぐり、竜や鯨、魔法使いや月の男とくりひろげる魅力いっぱいの冒険物語。 | ||
指輪物語 旅の仲間(上) |
J・R・R・トールキン | 評論社 | 恐ろしい闇の力を秘める“指輪”をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、物語は空前の指輪大戦争へ流れ込む。 “ホビットの冒険”のビルボ・バギンズの孫、フロド・バギンズが主人公。 別世界ミドルアースを創造し、ハイファンタジーと呼ばれるジャンルを築いた記念碑的作品。星の数ほどの亜流作品を生み出した。コンピューター・ゲームのRPGも「指輪物語」の落とし子。歴史的な傑作。 |
||
指輪物語 旅の仲間(下) |
J・R・R・トールキン | 評論社 | |||
指輪物語 二つの塔(上) |
J・R・R・トールキン | 評論社 | |||
指輪物語 二つの塔(下) |
J・R・R・トールキン | 評論社 | |||
指輪物語 王の帰還(上) |
J・R・R・トールキン | 評論社 | |||
指輪物語 王の帰還(下) |
J・R・R・トールキン | 評論社 | |||
指輪物語 追補編 |
J・R・R・トールキン | 評論社 | |||
ウィロー | ウェイラン・ドルー | 早川書房 | 原案・プロデューサー ジョージ・ルーカスの映画「ウィロー」のノヴェライゼーション。映画「ウィロー」の監督はロン・ハワード。ロン・ハワードは僕の大好きな映画監督です。(^o^) | ||
雨更紗 | 長野まゆみ | 河出書房新社 | |||
螺子式少年 レプリカ・キット |
長野まゆみ | 河出書房新社 | 河出文庫 | 行方不明の野茨を探して、百合彦と葡萄丸は「仔犬座サーカス団」を訪ねた。そこには野茨そっくりの少年はいたが…。近未来世界を舞台に、"ほんとうの存在とは何か"を求めてくり広げられる、サスペンス・ファンタジー。 | |
天体議会 プラネット・ブルー |
長野まゆみ | 河出書房新社 | 河出文庫 | 水蓮との友情。兄との確執。自動人形と噂される謎の少年との不思議な出会い。そして少年たちをのせた船は、南へと出航したのか。兄を想う少年・銅貨をめぐって、星の少年たちの孤独を描く。 | |
家守綺譚 | 梨木香歩 | 新潮社 | これは、つい百年前の物語。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米知識人の「私」と、四季おりおりの天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録である。 | ||
西の魔女が死んだ | 梨木香歩 | 小学館 | 不登校の中学生の少女まいは、英国人の祖母と生活をともにすることで、自分をとりもどし、生きる力を養っていく。生きる力を与えてくれる癒しの児童文学。小学館文学賞受賞作品。 | ||
エンジェル エンジェル エンジェル | 梨木香歩 | 原生林 | 私、コウコと、ばあちゃん、さわちゃん。トイレへ行く他はほとんど寝たきりの少し呆けた祖母の心にあるものは…。現在と、祖母の若い日の物語が1章ごとに交代で同時進行する。 | 感想 |
|
丹生都比売 | 梨木香歩 | 原生林 | 持統天皇の治世を舞台に、丹生都比売という姫神と、水と、銀とに彩られた、草壁皇子の少年の日々を描く。 | ||
裏庭 | 梨木香歩 | 理論社 | おじいちゃんが話してくれた近所のバーンズ屋敷の裏庭には、秘密が隠されていた。ある日、照美は、その裏庭に迷いこんでしまう。弟をなくした少女の魂の孤独な冒険。重層的構造が特徴的な作品。 | ||
村田エフェンディ滞土録 | 梨木香歩 | 角川書店 | 1899年、トルコ。遺跡発掘の留学生村田君の下宿には、英国の女主人、ギリシャ、ドイツの若者がいて熱い交流があった。宗教、民族、国家の根っこから人間を見つめ、その喜びと苦難を描いた新スタイルの青春小説。 | ||
りかさん | 梨木香歩 | 偕成社 | 雛祭りに、ようこがおばあちゃんからもらった人形の名前はりかさん。りかさんは普通の人形ではなかった。りかさんは話ができるうえに、過去ある人形たちの声を聞くことができるのだ。 | ||
からくりからくさ | 梨木香歩 | 新潮社 | 何かを探すためでなく、ただ日常を生き抜くために…。古い祖母の家。草々の生い茂る庭。染め織りに心惹かれる四人の娘と不思議な人形にからまる縁。蛇の夢。竜女の面。クルドの池。呪いと祈り、憎悪と慈愛。リバーシブルの布―私たちの世界。生命を支える新しい絆を深く心に伝える書き下ろし長篇。 | ||
沼地のある森を抜けて | 梨木香歩 | 新潮社 | 始まりは「ぬか床」だった。先祖伝来のぬか床が、呻くのだ。変容し、増殖する命の連鎖。連綿と息づく想い。呪縛を解いて生き抜く力を伝える書下ろし長篇。 | ||
古王国記T サブリエル 冥界の扉 |
ガース・ニクス | 主婦の友社 | |||
小人たちの新しい家 | メアリー・ノートン | 岩波書店 | 岩波少年文庫 | プラタ氏に誘拐され、あやうく見世物にされるところを、アリエッティたちは手作りの気球で逃げ出します。しかしプラター氏も追跡をやめません。小人たちは新しいかくれがを求めて、ふたたび川の旅をし、古い牧師館にたどりつきます。 | |
ウィーヴ・ワールド 上 | クライヴ・バーカー | 集英社 | 集英社文庫 | リヴァプールに住むキャル・ムーニーは、逃げた伝書鳩を追ううちに迷いこんだ家で、謎の絨毯と巡り合った。そこに封じ込められていた伝説の魔法世界〈綺想郷〉をかいま見たキャルは、それを破滅させようとするものと、守ろうとするものの闘いに巻き込まれてしまう。〈綺想郷〉には、魔法を使う人間とは別の種族〈精魅〉が棲んでいた。 | |
ウィーヴ・ワールド 下 | クラオヴ・バーカー | 集英社 | 集英社文庫 | ついに絨毯を手に入れ〈魅法〉の魔力の源に迫るシャドウェル。だがそれは、世界を破壊しかねない危険な欲望だった。キャルとスザンナは、それを阻止して、〈綺想郷〉を守ることができるのか…そして砂漠では、災いをもたらす究極の殺戮者が数十年の眠りから目覚めようとしていた。 | |
月の石 | トールモー・ハウゲン | WAVE出版 | 生命の源である月の光が失われようとしている。十二歳の少年ニコライに不思議な声が呼びかける。「月の光が失われようとしている。力を貸して、ニコライ」と。それは、月の神殿につかえるエリアムからのメッセージだった。 | 感想 |
|
かもめのジョナサン | リチャード・バック | 新潮社 | 飛ぶことに目覚め、新たな飛び方を模索するカモメ、ジョナサンの物語。 | ||
ちいさなちいさな王様 | アクセル・ハッケ | 講談社 | ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、僕の人差し指サイズの気まぐれな小さな王様。王様の世界では大人になるにつれて小さくなり、子ども時代が人生の終わりにあるという。 | ||
時をさまようタック | ナタリー・バビット | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 小野和子訳 |
その水を飲めば永遠の命が得られるという泉の秘密をまもるため、ウィニーは思いもかけない事件にまきこまれてゆく。永久に生き続けることの苦悩、あらゆる命への愛が心にしみる、傑作ファンタジー。 | |
ニーノック・ライズ 魔物のすむ山 |
ナタリー・バビット | 評論社 | 児童図書館・文学の部屋 田中まや訳 |
謎の魔物がすむという山脈の絶壁ニーノック・ライズ。毎年秋になると盛大な市が開かれる。ふもとの村インステップに訪れた少年イーガンは、その魔物の正体をつきとめようとする。 | |
ブラッド・プライス―血の召還― | タニア・ハフ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 400 | カナダの州都トロントで酸鼻な連続殺人事件が発生。犠牲者はみな喉を切り裂かれ、血を吸い取られた凄惨な死にざまだった。新聞はこぞって書きたてた―「吸血鬼、街を徘徊!」偶然、最初の殺人事件を目撃した元トロント警察殺人課刑事、今は私立探偵のヴィッキー・ネルソンは、被害者の恋人から依頼を受け、調査を開始する。犯人は本当に吸血鬼か?調査を進める彼女の前に、やがて事件の背後に隠された驚くべき真相が。 | |
龍使いのキアス | 浜 たかや | 偕成社 | 偕成社ワンダーランド | アギオン帝国は、初代皇帝アグトシャルの夢の呪縛に300年もの間、苦しめられていた。巫女見習いのキアスは、その出生の秘密を知らず、呪いを解くために、一人果敢に戦いにいどむ。 | 感想 |
ガルキスの王子 | ジェラルディン・ハリス | 東京創元社 | 創元推理文庫F 七つの砦 1 |
至高神ゼルディンの血をひく一族が統治する黄金の国ガルキス。その磐石の治政が今ゆるぎつつあった。このとき大司教イゼドンは古来の予言に則り、まだ若き第三王子ケリシュに密命を授ける。太古にゼルディンと契約を交わし、不死を手に入れた七人の魔人から七つの鍵を手に入れよ、と。異母兄の従者フォロルキンと共に、ケリシュは一路故国を後にした。 | |
風の子供たち | ジェラルディン・ハリス | 東京創元社 | 創元推理文庫F 七つの砦 2 |
故国ガルキスの危機を救わんとするケリシュとフォロルキンは、残る五つの鍵を求めて旅を続ける。醜男のギジャボルゴと仔猫のライラニイを旅の道づれに、一行は熱帯湿原から常冬の国へ、そしてケリシュの亡き母の故郷、エランダーシュの大草原へとわけいるが…。そこここで見聞きし出会う人々のすべてが、彼らにとって驚きの連続であった。 | |
死の王国 | ジェラルディン・ハリス | 東京創元社 | 創元推理文庫F 七つの砦 3 |
故国ガルキスで待つ父王の死を知らされたケリシュとフォロルキン。旅の途中でめぐりあった従妹のグエラスを加え、一行は、次なる魔人のもとへと旅を急ぐ。第四の魔人が待つ砦は、さまざまな罠が仕掛けられた奇怪な迷宮である。そして再びガルキス船に乗って海を渡り、どんな船も近寄れないという呪われた国〈死の王国〉ロアクへと向かう。 | |
幻影の航海 | ティム・パワーズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 154 | 極貧のうちに死んだ父は、実は大地主の跡継ぎだった。だがどうやら、叔父がその財産を横取りしてしまったらしい。これを知った息子のシャンダニャックは、叔父をさがして船で旅立った。ところが、その船が海賊に襲撃されるしまつ。しかも、彼は海賊と共にフロリダにある〈不老不死の泉〉をさがしにいくはめに…。ゾンビーやヴードゥーの黒魔術師が出現する18世紀のカリブ海を舞台に展開する歴史ホラー・ファンタジイ。 | |
石の夢 上 | ティム・パワーズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 177 | 19世紀初頭のイングランド。結婚式を翌日に控え、友人たちと独身最後のパーティを楽しんでいた産科医クロフォードは、ふとしたはずみで、とある宿屋の中庭にあった石像の指に結婚指輪をはめてしまった。ところが、その石像の正体は眠りについていた吸血鬼だった―。クロフォードの行為は吸血鬼との結婚の儀式になってしまったのだ。目覚めた吸血鬼は、クロフォードを自分のものにしようと執拗に後を追いはじめた…。 | |
石の夢 下 | ティム・パワーズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 178 | 嫉妬深い吸血鬼の魔手を逃れて大陸に渡ったクロフォードが出会ったのは、やはり吸血鬼の一族に魅入られていた詩人バイロンとシェリイだった。クロフォードたちは力を合わせて自分たちにとりついている吸血鬼を撃退したものの、安息の日は訪れなかった。吸血鬼の一族が総力を結集して襲ってきたのだ。不死の一族とクロフォードたちとの壮絶な闘いがはじまった…。史実と虚構のはざまにくりひろげられる幻妖の伝奇物語。 | |
アヌビスの門 上 | ティム・パワーズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 181 | ||
二人の魔法使い | ニール・ハンコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 22 光の輪 1 |
||
光の王女ロリーニ | ニール・ハンコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 23 光の輪 2 |
||
終りなき道標 | ニール・ハンコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 24 光の輪 3 |
||
聖域の死闘 | ニール・ハンコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 25 光の輪 4 |
||
闇の戦い | バーバラ・ハンブリー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 141 ダールワス・サーガ 1 |
女子大生ジルは夜ごと悪夢にうなされていた。暗黒の生き物に追われて逃げまどう人々。この見知らぬ都市に繰り広げられる惨事こそ、まさに阿鼻地獄そのものだった。一抹の不安を覚えながらも、夢は夢とたかをくくっていたジルに、ある晩意外なことが起きた。ふと目覚めると夢の中の魔法使いが目の前にいるではないか。しかも、ジルにダーレ家の王子をかくまってほしいというのだ。事情がわからぬまま隠れ家を提供したジル、そしてそこにふとしたことで立ち寄った不良青年ルーディは、いつしか異世界の恐るべき死闘に巻きこまれていった…。 | |
迷宮都市 | バーバラ・ハンブリー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 144 ダールワス・サーガ 2 |
現実の世界から暗黒の生き物が人肉を求めて暴れまわる異世界へ転移した女子大生のジルと自動車整備工員のルーディ。ふたりは化け物と闘う間に、それぞれのうちに秘められた力を発見した―ジルは剣士に、ルーディは魔法使いになれる才能があったのだ。これに気づいた魔法使いインゴールドは、ルーディを連れてクオへと旅立った。その地にこそ、暗黒の生き物を退治する手立てを知る唯一の人物、魔法使い会議の議長ロヒロがいるのだった。だが、たどり着いてみるとクオには魔法がかけられ、誰も近づくことができない迷宮の都市と化していた。 | |
光の軍隊 | バーバラ・ハンブリー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 146 ダールワス・サーガ 3 |
魔法使いを心よく思わぬ大法官アルウィルは、ルーディと魔法使いたちをなきものにせんと、暗黒の生き物の巣窟を探らせることにした。その無謀な偵察がいかに危険かを承知しながらも、大魔法使いインゴールドはルーディと仲間を連れて出発した。そのころ、ジルはある夢を見て、暗黒の生き物に関する古代の謎を解く手がかりを得るが…。ミステリアスな暗黒の生き物の正体がついに明かされる。 | |
ダーク・エンジェル | メレディス・アン・ピアス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 102 | 生ける屍と化した娘たちを救うために、美貌の青年吸血鬼に立ち向かう少女の奇妙な冒険。 | |
床下の古い時計 | K・ピアソン | 金の星社 | 古い金の海中時計を軸にして、過去の時代と現在、そこに潜む母と娘の問題や、人間関係を、見事に浮き彫りにして描き出した作品。 | ||
死の舞踏 | マーヴィン・ピーク | 東京創元社 | 創元推理文庫F | なぜ目覚めたのか、わたしには分からない。蒸し暑い夜だった。やがて目の前の衣装箪笥の扉が開き、中身のない夜会服が滑り出てきた。それは宙を漂い、窓を抜けて外へ―。哀しくも恐ろしい表題作をはじめ、〈ゴーメンガースト三部作〉外伝とも言うべき「闇の中の少年」など、想像力の極北をきわめたピークがおくる怪奇と幻想のアラベスク全5編。 | |
タイタス・グローン | マーヴィン・ピーク | 東京創元社 | 創元推理文庫F ゴーメンガースト 1 |
城そのものが領土である広大な迷宮=ゴーメンガースト城に、奇矯な人物たちがうごめくさまを描いた異色のファンタジイ。 | |
ゴーメン・ガースト | マーヴィン・ピーク | 東京創元社 | 創元推理文庫F ゴーメンガースト 2 |
||
タイタス・アローン | マーヴィン・ピーク | 東京創元社 | 創元推理文庫F ゴーメンガースト 3 |
||
最後のユニコーン | ピーター・S・ビーグル | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 11 | ただひとりライラックの森に取り残された最後のユニコーンは、消えた仲間を求めて旅に出る。 モダン・ファンタジイの傑作。 |
感想 |
風のガリアード | ピーター・S・ビーグル | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT160 | 「最後のユニコーン」の著者が18年の間をおいて放った長編。 | |
スピリット・リング | ロイス・マクマスター・ ビジョルド |
東京創元社 | 創元推理文庫F | 魔法の素質は本物でも、女の子ゆえに魔術の道に進ませてもらえず、かといって持参金不足で結婚もできずに悩む、年頃の娘フィアメッタ。父親は大魔術師にして公爵に仕える金細工師。だがその父はいまや息絶え、その強力な霊は邪悪な者のもつ"死霊の指輪"に囚われようとしていた。黒魔術から父を守るために、炎の乙女が立ち上がる。十五世紀末のルネサンス時代のイタリアを舞台にした、恋と冒険の歴史ファンタジイ。 | |
鳥姫伝 | バリー・ヒューガート | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT308 | 唐代中国の静かな村庫福で、子どもたちが謎の病に倒れた。純朴な村の少年十牛は、助けを求めて北京へ赴き、老賢者李高と出会う。玉にきずある性格ながら、抜群の頭脳を持つ彼の診断では、治療法はたったひとつ、幻の薬草しかない。大力参と呼ばれるその薬草を捜し、李高と十牛は旅に出る。中国全土を巡り、数々の魔物と闘ううちに耳にした手がかりは、鳥姫の不思議な伝説だった―奇想天外かつ幻想的な中国ファンタジイ。 | |
水妖記(ウンディーネ) | フーケー | 岩波書店 | 岩波文庫 | 湖のような青い瞳、輝くブロンド。子供をなくした老夫婦のもとにどこからか現われた美少女ウンディーネは、実は魂のない水の精であった。人間の世界にすみ、人間の男と愛によって結ばれて、魂を得たいとねがったのだ。――ヨーロッパに古くから伝わる民間伝承に材をとった、ドイツロマン派の妖しくも幻想的な愛の物語。 | |
田園幻想譚 | ハンス・ファラダ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 38 | ||
魔術師の帝国(上) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 60 リフトウォー・サーガ 1 |
世界の狭間を抜けてつながったミケドミアとケレワンの2つの世界の間で起こる激しい戦いと、それに巻き込まれた2人の少年の物語。 | |
魔術師の帝国(下) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 61 リフトウォー・サーガ 1 |
||
シルバーソーン(上) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 98 リフトウォー・サーガ 2 |
||
シルバーソーン(下) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 99 リフトウォー・サーガ 2 |
||
セサノンの暗黒(上) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 107 リフトウォー・サーガ 3 |
||
セサノンの暗黒(下) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 108 リフトウォー・サーガ 3 |
||
王国を継ぐ者 | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 208 リフトウォー・サーガ 4 |
||
国王の海賊(上) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 215 リフトウォー・サーガ 5 |
||
国王の海賊(下) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 216 リフトウォー・サーガ 5 |
||
フェアリー・テール(上) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 222 | ヘイスティングズ一家が移り住んだアメリカ東部の農場には、妙な噂がつきまとっていた。前の持ち主の経歴がひどく謎めいているうえに、地所内に大量の金が埋められているというのだ。さらに、農場裏手の森は「妖精の森」と呼ばれ、地元の人々は夜歩くのを避けていた。だが、ヘイスティングズ夫妻は格別気にはとめなかった。娘が森でレイプされかかり、双子の息子のひとりが森の川で不気味な生き物に襲われるまでは…。 | |
フェアリー・テール(下) | レイモンド・E・フィースト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 223 | 事件はそれだけでは終わらなかった。ヘイスティングズ一家のペットの猫が惨殺されたばかりか、農場の庭から噂どおり埋蔵金が掘り出されたのだ。また、農場をめぐる謎を解き明かそうとしていた一家の友人は森で妖精を目撃する。そしてついに、双子の弟が何ものかに連れ去られた…魔の世界へと!「リフトウォー・サーガ」の著者が新境地を切り開き、全米ベストセラーとなったダーク・ファンタジィ巨篇。 | |
魔剣伝説 | P・フィッシャー | 社会思想社 | 教養文庫 | スリル・ユーモア・友情あふれる冒険ファンタジイ。 | |
夢の10セント銀貨 | ジャック・フィニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 2 | さえない人生を送る、ベンはもうひとつの世界へ行ける魔法のコインを手に入れた。ユーモアー・ファンタジイ。 | |
ゲイルズバーグの春を愛す | ジャック・フィニイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 26 | 去と現在が交錯する都市綺譚の傑作である表題作をはじめ、甘く、せつなく、ホロにがい物語の数々。 | |
ラベンダー・ドラゴン | イーデン・フィルポッツ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 8 | ||
スペルシンガー | アラン・ディーン・フォスター | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 173 スペルシンガー・ サーガ 1 |
ロビン・フッドさながらの格好をして人語を操る動物たちが住む異世界に迷い込んだ大学生ジョン・トムの大冒険。抱腹絶倒のユーモア・シリーズ。 | |
救世の使者 | アラン・ディーン・フォスター | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 187 スペルシンガー・ サーガ 2 |
||
頭の痛い魔法使い | アラン・ディーン・フォスター | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 197 スペルシンガー・ サーガ 3 |
||
不思議な魔界の旅人 | アラン・ディーン・フォスター | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 251 スペルシンガー・ サーガ 5 |
||
困りものの魔法の楽器 | アラン・ディーン・フォスター | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 257 スペルシンガー・ サーガ 6 |
||
アーカム計画 | ロバート・ブラック | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 「『ピックマンのモデル』だ」蒐集家のキースが骨董屋で買った絵を見るなり、友人が言った。絵の片隈に署名がある。R・アプトン・ピックマン。ラヴクラフトの小説に登場する画家の名だ。フィクションのはずなのに現実に存在していたとは。そのころ南太平洋の一郭で、大いなるクトゥルーが蠢動を始めていた。世界に永遠の治世をもたらすために。 | |
王様オウムと野良ネコの大冒険 | アルジャナン・ブラックウッド | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 91 | 怪奇幻想小説の大家ブラックウッドの異色作。 | |
10月はたそがれの国 | レイ・ブラッドベリ | 東京創元社 | 創元推理文庫F | SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、新たな五つの新作を加えた珠玉の作品集。怪異と幻想と夢魔の世界がなまなましく息づいている。 | |
何かが道をやってくる | レイ・ブラッドベリ | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 人の苦悩と嘆きを糧とする暗黒のカーニバルと少年たちとの闘い。 | |
たんぽぽのお酒 | レイ・ブラッドベリ | 晶文社 | 輝く夏の陽ざしの中、12歳の少年ダグラスはそよ風にのって走る。その多感な心に刻まれる数々の不思議な事件と黄金の夢…。 | ||
異教の女王 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 110 アヴァロンの霧 1 |
アーサー王物語を人間ドラマとして描きなおした物語。 | |
宗主の妃 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 114 アヴァロンの霧 2 |
||
牡鹿王 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 117 アヴァロンの霧 3 |
||
円卓の騎士 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 119 アヴァロンの霧 4 |
||
太陽神の乙女 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 149 ファイアーブランド 1 |
トロイア戦争の伝説を女性の視点から語り直した野心作。 | |
アプロディーテの贈物 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 152 ファイアーブランド 2 |
||
ポセイドーンの審判 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 153 ファイアーブランド 3 |
||
白き手の巫女 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 201 聖なる森の家 1 |
||
龍と鷲の絆 | マリオン・ジマー・ ブラッドリー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 201 聖なる森の家 2 |
||
魔法の王国売ります! | テリー・ブルックス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 124 ランドオーヴァー 1 |
魔法の王国を買い取って中世的別世界の王となった中年弁護士ベンを主人公とする長編ファンタジイ・シリーズ。 | |
黒いユニコーン | テリー・ブルックス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 133 ランドオーヴァー 2 |
||
魔術師の大失敗 | テリー・ブルックス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 138 ランドオーヴァー 3 |
||
大魔王の逆襲 | テリー・ブルックス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 211 ランドオーヴァー 4 |
||
見習い魔女にご用心 | テリー・ブルックス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 219 ランドオーヴァー 5 |
||
妖魔をよぶ街 上 | テリー・ブルックス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 268 | イリノイ州ホープウェルは、どこからみても平凡な田舎町。だが実は、この町の公園には秘密があった。魔力を代々受け継ぐ少女ネストは、公園に住む森の精とともにその秘密を守る仕事を行なっている。ところが、最近公園のようすがおかしい。同時に町の中にも不穏な雰囲気が立ちこめてきた。不安を抱くネストの前に、見知らぬ訪問者が次々と現われる…『魔法の王国売ります!』のブルックスが贈るモダン・ファンタジイ。 | |
妖魔をよぶ街 下 | テリー・ブルックス | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 269 | 平和だったホープウェルの住人の心を惑わしているのは、どこからともなく現われたデーモンだった。公園に住む魔物を解きはなち、世界を支配しようとする彼に対し、ネストは、デーモンを追って町にやってきた"言霊"の騎士とともに戦いを挑む。ところが、デーモンの真の狙いは別にあることが、しだいに明らかになってきた。こんな田舎町になにがあるのか。彼の邪悪な目的をはかりかねるネストに、デーモンの魔の手が刻々と迫る。 | |
黄金の羅針盤 | フィリップ・プルマン | 新潮社 | ライラの冒険シリーズ | 両親を事故で亡くし、オックスフォード大学の学寮に暮らすライラは、明るく活発な少女。連れ去られた友だちと、監禁されてしまった北極探検家のおじを救うべく、ライラは黄金の羅針盤をもって北極に旅立った。カーネギー賞受賞作。 | |
神秘の短剣 | フィリップ・プルマン | 新潮社 | ライラの冒険シリーズ | ライラは別の世界からやって来た少年ウィルと出会う。空間を切りさき別世界への扉を開くことのできる「短剣」を持つ少年と、羅針盤を持つライラに課せられた使命とは何か。ライラの冒険シリーズ第二弾。 | |
琥珀の望遠鏡 | フィリップ・プルマン | 新潮社 | ライラの冒険シリーズ | ||
ホムンクルス | ジェイムズ・P・ ブレイロック |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 123 | 市井の哲学者、科学者、芸術家を自負する一風変わったメンバーからなるトリスメギストス・クラブに、ある日、盗賊が侵入した。どうやら、エントロピーを逆転する力を持つホムンクルスを狙ってのことらしい。だが、その伝説の小人がどこにいるのやら、当のクラブのメンバーさえ知らないしまつ。あまつさえ、この小人をめぐって暗黒街の黒幕、マッド・サイエンティスト、狂信的な伝道師、はてはゾンビまで現われて、事件は混乱の一途をたどるが…。ヴィクトリア朝のロンドンを舞台に奇人・変人・狂人が暴れまわる。 | |
夢の国 | ジェイムズ・P・ ブレイロック |
東京創元社 | 創元推理文庫F | 海辺の小さな町に、あのカーニヴァルがやってきた。十二年ごとにめぐりくる〈夏至〉のはじまりだ。巨人の靴が流れ着き、人魚のような生き物が釣りあげられ、ネズミの仮面をつけた小人が走り去る。それは〈夢の国〉が立ち現われる時間、そして少年たちの冒険の季節。過去と現在と未来がひとつになるとき、彼らは…。世界幻想文学大賞作家が贈る。現代マジカル・ファンタジィ。 | |
リバイアサン | ジェイムズ・P・ ブレイロック |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 131 | 「地底世界こそ神話にあるユートピアだ―アトランティス大陸、シャンバラ、ペルシダー!そしてかの地に住まうは魚人間である」この珍説に我が意を得たりと共感したのが発明狂のジャイルズ少年。なにしろ自分の体に鰓と水かきがあってはそれも無理もない。驚くべきは、ガラクタ集めて地底探検車を作ってしまったこと。これに目をつけたのが名声ばかり追求するうさんくさい探検家ピニオン。にわかに騒がしくなったジャイルズ少年の身辺だったが、あげくは殺人事件まで生じる一大事に…。 | |
魔法の眼鏡 | ジェイムズ・P・ ブレイロック |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 360 | ジョンとダニーの兄弟は骨董店で古い眼鏡を手にいれた。眼鏡を覗いてみると・・なんと窓の向こうに見知らぬ森が! そこはゴブリンが駆け回り、ヘニー・ペニー人が木の葉に乗って飛び回る世界だった。森に迷いこみ、ゴブリンに襲われた兄弟を助けてくれたのはミスター・ディーナーという、ドーナツ中毒の変わったおじさん。彼の魔法の力を借りねば、元の世界に帰れないらしいのだが!? 奇想天外なコミカル・ファンタジイ | |
小さい魔女 | オトフリート=ブロイスラー | 学研 | 人のいい小さい魔女が、あの手この手の魔法を使ったり、失敗をしたりする、明るくユーモラスなお話。年老いた魔女群にいじめられるが、決して負けないかわいい小さい魔女の活躍を楽しく描く。 | ||
クラバート | オトフリート=ブロイスラー | 偕成社 | 孤児な少年クラバートは、夢の声に誘われて、ゴーゼル湿地の水車場をたずね見習となった。そして、親方に魔法を習うことになる。水車場でおこる不可解な出来事、仲間の死。クラバートは少女の愛を力に、富や権力よりも貴重な自由を手に入れるために、親方と対決の時をむかえる。ドイツに伝わる伝説をもとに、愛と解放をうたいあげた傑作長編。ドイツ児童文学賞。 | 感想 |
|
大どろぼうホッツェンプロッツ | オトフリート=ブロイスラー | 偕成社 | カスパールとゼッペルという二人の少年が、おばあさんの大切なコーヒーひきを奪った大どろぼうを追ううちに、悪どい大魔法使いをも相手どって大活躍する物語。 | ||
大どろぼうホッツェンプロッツ 三たびあらわる | オトフリート=ブロイスラー | 偕成社 | 偕成社文庫 2009 | 大どろぼうホッツェンプロッツは服役中の行ないが良かったので釈放されるが、水晶玉紛失事件の嫌疑がかけられ、町にいづらくなってしまう。そこで、ホッツェンプロッツは、森に料理店を開こうとする。 | |
魔法の声 | コルネーリア・フンケ | WAVE出版 | 少女メギーの父モーは、物語の登場人物をこの世へ呼び出す魔法の声を持っていた。9年前、その声に呼びだされてしまった登場人物と引き替えに、母親が物語の世界に消えてしまった。そんな事情を知らされていないメギーは父と叔母とともに『闇の心』というおはなしから飛び出た悪者に連れ去られ、悪と立ち向かうことになる。 | 感想 |
|
どろぼうの神さま | コルネーリア・フンケ | WAVE出版 | 大人になりたかった子どもと、子どもになりたかった大人と、そしてありのままでいたかった大人と子どもの物語。謎とき、冒険、友情、夢、家族との葛藤、不満、希望、魔法など巧みなストーリーでわくわくするドイツからの冒険ファンタジー。チューリヒ児童文学賞、ウィーン児童文学賞受賞作。 | 感想 |
|
空とぶブタ ゴットフリート |
ヴァルトルン・ベーンケ | ベネッセ | 空を飛ぶことができる子ブタがくり広げる、おかしくて、楽しくて、ちょっぴりホロリとさせる物語。 | ||
無限コンチェルト | グレッグ・ベア | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 104 | ある高名な映画音楽作曲家の指示にしたがって、深夜の1時にマイケル少年は40年も人が住みついていない屋敷へ侵入した。ところが、彼を待ち受けていたのは不気味な人影。マイケルは死にもの狂いで屋敷を飛び出し、路地の石壁にあった門を通りぬけた。だが実は、その門こそ、妖精と人間、そしてその混血がバランスをとって暮らす異世界への入口だった!戸惑うマイケルの前に現われた3人の老婆は、彼に魔法の訓練らしきものを強要するが…。 | |
ラプソディ 血脈の子 上 | エリザベス・ヘイドン | 早川書房 | ハヤカワ文庫 288 | にぎわう港町。その美しさゆえに町の有力者に横恋慕され、肘鉄をくわせたラプソディは、かれの放った追っ手から逃げていた。見知らぬふたり連れの助けで難を逃れたものの、ふたりは返礼として彼女に旅の同道を求める。じつはラプソディは、歌声によって事物の性質をも変える「歌い手」としての訓練を終えたばかりだった。その能力に気づかれたのか?美しき「歌い手」の波瀾万丈の冒険を描く。 | |
ラプソディ 血脈の子 下 | エリザベス・ヘイドン | 早川書房 | ハヤカワ文庫 289 | 美貌の「歌い手」ラプソディを窮地から救ってくれたアクメドとグルンソル。じつはかれらは邪悪な火の精フドールの奴隷であり、混沌と征服を至上の喜びとするフドールに、地球の核に眠る大蛇を解きはなって地上を破壊せよと命じられていた。だが多数の無辜の命を奪うことになる任務に耐えられなかったふたりは、主人から逃亡中だったのだ。フドールの計画を覆そうと、かれらはラプソディとともに地中深くへと赴くが…。 | |
ガラスびんの中のお話 | ベアトリ・ベック | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 132 | ペローやボーモン夫人などのフランス妖精譚の伝統を継承しながら描いた珠玉の創作メルヘン集。 | |
ウィンターズ・テイル 下 | マーク・ヘルプリン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 94 | ||
霜のなかの顔 | ジョン・ベレアーズ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 103 | 名高き老魔法使いプロスペロは、空気の中にただよっている漠然とした不安を感じとった。何かが潜んでいる。憎しみに充ちた悪意のようなものが…。やがてその重苦しい不安感は、確固たる恐怖に変じた。―古びたマント、巨大な蛾や鳥がプロスペロを襲いだしたのだ。!あまつさえ、老魔法使いの家の周囲にはなにやら不気味な人影がいくつも見え隠れしている。はたして、こうした怪異は何を意味するのか?プロスペロは、盟友の魔法使いロジャー・ベーコンと連れだって、事件究明にのりだすが…。 | |
魔法がいっぱい | ライマン・フランク・ボーム | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 36 | 「オズの魔法使い」で有名なアメリカン・ファンタジイの始祖ボームの記念すべき処女作。 | |
夜の声 | ウィリアム・ホープ・ホジスン | 東京創元社 | 創元推理文庫F | ||
まぼろしの子どもたち | ルーシイ=マリア=ボストン | 岩波書店 | 名作「グリーン・ノウ」シリーズの第一作。児童文学ファンタジイ。 | ||
疾風魔法大戦 | トム・ホルト | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 250 | 女性考古学者ヒルディがスコットランドで発掘した遺跡には、ヴァイキングの大型船が完璧な形で保存されていた。だが、保存されていたのは船や財宝だけではなかった。なんとヴァイキングの英雄たちも完璧に保存されていたのだ!彼らは、邪悪な魔法使いの王の魔手から世界を守るため、一千年にわたる長き眠りからいま目覚めたのだという…古代の英雄たちが巻き起こす奇想天外の大騒動を描くユーモア・ファンタジイ。 | |
永遠の王 上 | T・H・ホワイト | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 少年の名はウォート。親の顔は知らない。義兄のケイが騎士に叙せられた暁には、従者として一生を送るはずだった。だが森のなかで、時間を逆に生きる魔法使いマーリンと出会ったとき、彼の運命は一変した。そう、ウォートこそは、イングランドを統べる伝説の王アーサーとなるべき定めにあったのだ。円卓の旗のもと騎士たちは集い、アーサー王の治世はその理想を全うしたかに見えた。しかし、無二の親友ランスロットは妻のグェネヴィアと道ならぬ恋を育み、おまけに国王の失墜を狙う策謀まで渦巻きはじめていた。少年ウォートの運命とは、悲劇の王として生きることにあったのか?波瀾万丈の物語は、やがて苦渋に満ちた人間ドラマへ。叙事詩、ここにクライマックスを迎える。 | |
永遠の王 下 | |||||
魔法使いのチョコレート・ケーキ マーガレット・マーヒーお話集 |
マーガレット・マーヒー | 福音館書店 | シャーリー・ヒューズ画 石川桃子訳 |
不思議な驚きに満ちた世界へ子どもたちを案内し、夢と願いを存分に満たしてくれるお話集。「たこあげ大会」「葉っぱの魔法」など、8編の童話と2編の詩を収めます。 | |
ダミアーノ | R・A・マカヴォイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 92 魔法の歌 1 |
イタリア・ルネサンス期を舞台に、透明な文体と華麗な想像力で描いたシリーズ。 | |
サーラ | R・A・マカヴォイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 95 魔法の歌 2 |
||
ラファエル | R・A・マカヴォイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 97 魔法の歌 3 |
||
黒竜とお茶を | R・A・マカヴォイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 113 | 奇妙な初老のカップルをシャレた会話とユーモアあふれる筆致で描いたモダン・ファンタジイの秀作。 | 感想 |
世界のレンズ | R・A・マカヴォイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 188 ナズュレットの書 1 |
ゴブリンとあだなされる孤児ナズュレット。彼は4歳のときからヴェロンニャ王立全寮制男子校で過ごしてきたが、19歳の秋、独り立ちするために学校をあとにした。旅の途中で奇妙な建物に迷いこんだナズュレットは、そこで出会った魔法使いとおぼしき男ポウルに見込まれて弟子入りすることになった。その出会いが運命を変えるとも知らずに…。長じてヴェロンニャ国王の右腕となるナズュレットの波乱の生涯を描く。 | |
死者を統べるもの | R・A・マカヴォイ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 199 ナズュレットの書 2 |
おのれの出自を求める旅の途上でナズュレットがヴェロンニャ国王の命を救ってから五年。彼は、アーリンと名乗り男装して行動を共にしていた幼なじみの男爵令嬢と結ばれ、人里離れた庵でひっそりと暮らしていた。そんなある日、五人の刺客が庵を襲った。ナズュレットを貴族の落胤と知って、その存在を邪魔に思った者が送りこんだらしい。ナズュレットとアーリンは刺客の送り手と対決すべく旅立ったが…。 | |
少年時代(上) | ロバート・マキャモン | 文芸春秋社 | 文春文庫 | 十二歳のあの頃、世界は魔法に満ちていた―1964年、アメリカ南部の小さな町。そこで暮らす少年コーリーが、ある朝殺人事件を目撃したことから始まる冒険の数々。誰もが経験しながらも、大人になって忘れてしまった少年時代のきらめく日々を、みずみずしいノスタルジーで描く成長小説。 | 感想 |
少年時代(下) | ロバート・マキャモン | 文芸春秋社 | 文春文庫 | ||
妖女サイベルの呼び声 | パトリシア・A・マキリップ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 1 | 陰謀渦巻く王位継承の戦いに巻き込まれて、人の世の愛と憎しみを知り始める、四代目魔術師サイベルの心理を描く世界幻想文学大賞受賞作。 | |
星を帯びし者 | パトリシア・A・マキリップ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 9 イルスの竪琴 1 |
謎と魔法が支配する別世界を舞台に繰り広げられる愛と冒険のロマン。 | |
海と炎の女 | パトリシア・A・マキリップ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 21 イルスの竪琴 2 |
世界を支配する謎を解明する男に想いを寄せる女性の神秘の力を描く。 | |
風の竪琴弾き | パトリシア・A・マキリップ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 34 イルスの竪琴 3 |
物語はいよいよ佳境に入り、モルゴンとレーデルの二人を中心に展開していく。シリーズ最終巻。 | |
ムーンフラッシュ | パトリシア・A・マキリップ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 6 | 森と河だけから成り立つ世界を脱出し、別天地を求めて旅立つ少女の不思議な冒険。 | |
ムーンドリーム | パトリシア・A・マキリップ | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 115 | ||
黎明の王 白昼の女王 | イアン・マクドナルド | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 203 | 群れつどう妖精、妖怪狩猟、頭に角を戴く妖精王―15歳の少女エミリーは、ケルトの妖精世界に憧れ妖精王と結ばれることを夢見ていた。そんなエミリーの前に、ある日ほんものの妖精が現われた。妖精の呪縛に絡めとられ、エミリーの日常はすこしずつ狂いはじめた。しかも、呪縛はエミリーの子孫まで影響を与えることに…。90年代のSF・ファンタジイ界を代表する作家が贈るフィリップ・K・ディック記念賞受賞作。 | |
ファンタステス 成年男女のための妖精物語 |
ジョージ・マクドナルド | 筑摩書房 | ちくま文庫 | ||
レイチェルと滅びの呪文 | クリフ・マクニッシュ | 理論社 | 邪悪な魔女が支配する、降る雪さえ黒い暗黒の星イスレア。ここでは邪な魔法がすべてを支配する。魔女がつくりだした邪悪な生きもの、さらわれてきた子どもの奴隷たち。あらゆるものに呪文が込められたこの地に、魔女となるべく連れてこられた少女レイチェルと弟エリック。はたしてレイチェルはこの星を救う伝説の「希望の子」なのか?異世界を舞台に、少女の冒険を描くファンタスティック・アドベンチャー。 | ||
明日のまほうつかい | パトリシア・マクラクラン | ベネッセ | 怒りっぽいけど、ほんとは優しい明日の魔法使い。自分が魔法使いの見習いだということを、すぐに忘れるマードック。そして、賢い馬。みんな、私たちのお願いをかなえてあげようと、樫の木の上で耳をすましているのです。魔法使いがいたらいいなと思っている人への愉快なお話。 | ||
ある日どこかで | リチャード・マシスン | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 脳腫瘍であと半年足らずの命と診断された脚本家リチャードは、旅の途中、サンディエゴのホテル・デル・コロナードでひとりの女性を目にする。女優エリーズ・マッケナ。1896年の色あせたポートレイトからほほえみかける彼女に会おうと、彼は時間旅行を試みるが…時を隔てた恋の行方は?映画化され熱狂的な人気を博する傑作ファンタジイ。世界幻想文学大賞受賞作。 | |
英雄と王冠 | ロビン・マッキンリイ | 早川書房 | ダマール王国物2 ハヤカワ文庫FT 100 |
悪霊に取り憑かれた男爵が、ダマール国を支配しようとしている。国王はこの男爵に立ち向かうべく作戦会議を開いた。その時、会議に少女が現われた。王の一人娘イーリンである。姫は自ら王の軍勢に加わりたいという。だが、臣下の反応は冷たかった。魔女と噂される姫とは行動を共にしたくないというのだ。今は亡き母の秘密を探るイーリン姫は、幾多の試練ののちに意外な事実に出会った。 | |
宿命のブルンヒルト | アンソニー・マンシーニ | 東京創元社 | 創元推理文庫F | セントラル・パーク動物園で、レッサーパンダが殺された。現場に残された一枚の大きな羽根。やったのは猛禽類。刑事トリノの疑念は、女性鳥類学者アントニアの協力を得るうちに確信へと変わってゆく。そして、ついに人間の犠牲者が…。そのころ、一人の鷹匠が大都会をめざしていた。ブルンヒルト。妻と幼い息子の命を奪って逃げた狗鷲。刻一刻、宿命の対決が近づいていた。 | |
七つ山の鬼たち | 南有田 秋徳 | 八重岳書房 | 特徴のある七つの山に分かれ住む、それぞれ姿形や性格がちがう七匹の鬼が、愛と希望を求めて繰り広げる物語。 | ||
ユーラリア国騒動記 | A・A・ミルン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 15 | 「クマのプーさん」の著者ミルンが、機知とユーモアを交えて、大人のために書きあげた現代のフェアリー・テール。 | |
剣の騎士 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF 紅衣の公子コルム 1 |
||
剣の女王 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | 紅衣の公子コルム 2 | ||
剣の王 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | 紅衣の公子コルム 3 | ||
雄羊と樫 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | 紅衣の公子コルム 5 | ||
ブラス伯爵 | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F ブラス城年代記 1 |
||
ギャラソームの戦士 | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F ブラス城年代記 2 |
||
タネローンを求めて | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F ブラス城年代記 3 |
||
白銀の聖域 | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 見渡すかぎり一面の氷原。冷えきった世界で、人々は巨大なクレヴァスに穿たれた八つの都市に住み、氷上帆船を走らせて生活していた。だがこの世界に次第に衰退が兆していた。氷が溶けはじめているらしいのだ。一隻の、巨大な氷上帆船が出航する。誰も到達したことのない幻の都市、ニューヨークを求めて!巨匠がつむぐ脅威の新世界。 | |
永遠のチャンピオン | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エレコーゼ・サーガ 1 |
||
黒曜石のなかの不死鳥 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エレコーゼ・サーガ 2 |
||
ルーンの杖秘録1 | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F 額の宝石之巻 |
||
ルーンの杖秘録2 | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F 赤い護符之巻 |
||
ルーンの杖秘録3 | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F 夜明けの剣之巻 |
||
ルーンの杖秘録4 | マイケル・ムアコック | 東京創元社 | 創元推理文庫F 杖の秘密之巻 |
||
メルニボネの皇子 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 1 |
自分の悪しき宿命に悩みながら、血と魂をすする魔剣ストームブリンガーにひきずられて殺戮を繰り返すエルリック。異色にして、名作ヒロイック・ファンタジイ・シリーズ。 | |
この世の彼方の海 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 2 |
||
白き狼の宿命 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 3 |
||
暁の女王マイシュラ | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 4 |
||
黒き剣の呪い | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 5 |
||
ストームブリンガー | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 6 |
||
真珠の砦 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 7 |
||
薔薇の復讐 | マイケル・ムアコック | 早川書房 | ハヤカワ文庫SF エルリック・サーガ 8 |
||
童話物語(上)(下) 大きなお話の始まり |
向山貴彦 | 幻冬舎 | 幻冬舎文庫 | 永遠の世界からやってきた妖精フィツにとって地上世界は不思議なところだった。何もかも移り変わり消えてゆく、限りある世界。フィツが地上にいられるのはわずか九日間。その限られた時間で、最初に話したひとりの人間を観察し答えを出さなければならない。世界は滅びるべきなのか―。フィツが最初に出会ったのは、きわめて性格の悪い少女ペチカだった…。 | |
イシュタルの船 | A・メリット | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 39 | ||
ドルイドの歌 | O.R.メリング | 講談社 | 謎の男ピーターの歌声に誘われてアイルランドの神話叙事詩「クーリーの牛捕り」の世界に迷いこんだ姉弟の、ロマンと冒険の物語。 | ||
妖精王の月 | O.R.メリング | 講談社 | アイルランド系のカナダ人で、アイルランドの移住した著者が、現在も残っている妖精信仰を縦糸にして描いた、妖精王と少女のラブ・ストーリー。 カナダからやってきた主人公の少女と従姉妹はタラの丘の〈人質の墳墓〉でキャンプする。その夜、従姉妹が妖精王にさらわれてしまう。 |
||
歌う石 | O.R.メリング | 講談社 | 歌う石の謎と自分の過去を解こうとケイは、巨石のアーチをくぐった古代アイルランドの世界に入り込む。 | ||
騎馬の公子 | ピーター・モーウッド | 東京創元社 | 創元推理文庫F 歳月の書 1 |
たった一人の妖術師の騙し討ちによって壊滅させられたアルバ王国。ひとり生き残った第三王子アルドリックは、敵妖術師と、その後ろ盾たる帝国に復讐を誓うが・・・? | |
悪鬼の侯子 | ピーター・モーウッド | 東京創元社 | 創元推理文庫F 歳月の書 2 |
密命をおびた青年騎士アルドリックは、旅の途中の村で助力を乞われる。一国ほどもある森に、夜ごと奇怪なものが徘徊しては人を食らうというのだ。しかし、それは一つの国を襲う凶事の先ぶれにすぎなかった。怪奇味溢れる異世界幻想譚の精髄! | |
火竜の高師 | ピーター・モーウッド | 東京創元社 | 創元推理文庫F 歳月の書 3 |
忠誠を捧げた国王の命により、強大な敵帝国に単身潜入したアルドリック。だがこの任務の裏には彼を陥れる王の深謀があった。彼を救わんと、無敵の老魔術師と国王衛兵隊長は王に背き旅路を急ぐが・・・危機迫る時、絶海の孤島から偉大な火竜が降臨する!三部作完結。 | |
たのしいムーミン一家 | トーベ・ヤンソン | 講談社 | 講談社 | 春のムーミン谷。ムーミントロールたちが山で見つけた黒いぼうしは、飛行おにが落としたふしぎなぼうしだった。 | |
ムーミン谷の夏まつり | トーベ・ヤンソン | 講談社 | 講談社 | 6月のムーミン谷に、とつぜんおしよせた大洪水。家は流され、一家は,これも流されてきた劇場に住みついた。 | |
ムーミンパパの思い出 | トーベ・ヤンソン | 講談社 | 講談社 | ムーミンパパが青春時代の思い出の記を書いた。天才発明家フレドリクソンやすばらしい友人たちとの交流。そして、ママとの出会い。 | |
陰陽師 | 夢枕 獏 | 文芸春秋 | 文春文庫 | 平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。 | |
陰陽師 飛天の巻 | 夢枕 獏 | 文芸春秋 | 文春文庫 | 「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明、笛の名手・源博雅。名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。 | |
陰陽師 付喪神の巻 | 夢枕 獏 | 文芸春秋 | 文春文庫 | 丑の刻、貴船神社に夜毎現われる白装束の女が鬼となって、自分を捨てた男を取り殺そうとする。そんな男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!?女の悲しい性を描いた「鉄輪」他、全七篇。百鬼夜行の平安時代。魍魎たちに立ち向かう若き晴明と博雅の胸のすく活躍 | |
水晶の涙 | ジェイン・ヨーレン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 54 | 可憐な乙女に変身させられた人魚と孤独な少女の心暖まる交流を流麗に綴る。 | |
夢織り女 | ジェイン・ヨーレン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 73 | 一ペニー払えば、夢織り女は誰にでも夢を紡いでくれる。だが、夢織り女の語る夢は、客の心の奥底に潜む悲しみ、愛、欲望に応じた物語に他ならなかった……表題作の短篇集ほか、短篇集『月のリボン』と『百番めの鳩』も併せて収録した大人のためのフェアリー・テイル。 | |
三つの魔法 | ジェイン・ヨーレン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 74 | 現代のアンデルセンと謳われる著者のリリカルで美しい長編作品。四部構成であるが、各部ごとに起承転結があり、独立した読み物としても楽しめる。 | |
光と闇の姉妹 | ジェイン・ヨーレン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 155 | 歴史と物語とをみごとに融合させたヨーレンの意欲作。 | |
白い女神 | ジェイン・ヨーレン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 157 | 「光と闇の姉妹」の続編。 | |
星に叫ぶ岩ナルガン | パトリシア・ライトソン | 評論社 | 太古の岩が深い眠りからさめ,再び大地を移動し始めた! オーストラリアの伝説をもとに描かれた月と地球と星々のファンタジー。 | ||
氷の覇者 | パトリシア・ライトソン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 62 ウィラン・サーガ 1 |
現代のオーストラリアを舞台にした、精霊たちが息づく大地にささげる賛歌。大地を守るために力を尽くすアボリジニの若者に、精霊たちがさまざまな形で対応する形で、物語は展開する。 | |
水の誘い | パトリシア・ライトソン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 63 ウィラン・サーガ 2 |
||
風の勇士 | パトリシア・ライトソン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 64 ウィラン・サーガ 3 |
||
魔の都の二剣士 | フリッツ・ライバー | 東京創元社 | 創元推理文庫F ファファード&グレイ・マウザーシリーズ 1 |
||
死神と二剣士 | フリッツ・ライバー | 東京創元社 | 創元推理文庫F ファファード&グレイ・マウザーシリーズ 2 |
||
霧の中の二剣士 | フリッツ・ライバー | 東京創元社 | 創元推理文庫F ファファード&グレイ・マウザーシリーズ 3 |
||
メイおばちゃんの庭 | シンシア・ライラント | あかね書房 | あかね世界の文学シリーズ | 愛情いっぱいでユーモラスだったメイおばちゃんが亡くなってから、すっかり生きる意欲を失ってしまったオブおじちゃん。そんなおじちゃんをみて不安に押し潰されそうになるサマー。そんなある日、おじちゃんが、メイの霊が現れたといいだした。ウェスト・ヴァージニアの自然を背景に、静かに、しみじみと愛をうたうニューベリー賞受賞作。 | |
夕映えの戦士 | エリック・V・ ラストベーダー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 65 黄昏の戦士@ |
||
真夜中の戦士 | エリック・V・ ラストベーダー |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 66 黄昏の戦士A |
||
女神の誓い | マーセデス・ラッキー | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 一族を皆殺しにした山賊への復讐と、一族の再建を誓い、女戦士タルマはひとり旅立った。道すがら、タルマは、女魔法使いケスリーに出会う。ケスリーはタルマの復讐に助力を申し出た。ケスリーの持つ不思議な剣がタルマを呼んだというのだ・・・。 | |
裁きの門 | マーセデス・ラッキー | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 女戦士タルマと女魔法使いケスリーは、傭兵商売に手を染めた二人組。 ”血の姉妹”の、さらなる活躍。 |
|
誓いのとき | マーセデス・ラッキー | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 長編「女神の誓い」「裁きの門」で好評を博した”血の姉妹”の物語をすべて収めた短編集。日本版のみのボーナス短編を含む全9編。 | |
女王の矢(上・下) | マーセデス・ラッキー | 社会思想社 | 教養文庫 ヴァルデマール年代記1 |
ヴェルデマール王国の国境地帯に住む砦族では、女性は男性より低い身分で受身の人生を送るべきとされる。そんな一族の風潮を嫌う少女タリアは、13歳の誕生日に、強制的に結婚させられそうになり、家を飛び出した。途中で不思議な馬、『神馬(コンパニオン)』にあったタリアはその馬を都まで届けに行くことになる。実は、タリアは、王位継承権をめぐって陰謀が渦巻く王国の危機を球うために、〈使徒〉の中でも最高の〈女王側近〉に選ばれたのであった。 | |
運命の剣(上・下) | マーセデス・ラッキー | 東京創元社 | 創元推理文庫F | 魔法使いケスリーの孫娘、まだ14歳のケロウィンは、母亡きあとの館の切り盛りすべてを任されていた。本来なら「姫」でいられるはずの彼女は理不尽さに悩むばかり。しかし、宴席の事件を機にすべてが一変する。父が殺され、兄嫁がさらわれたのだ。負傷した兄にかわって花嫁を救出したのは妹のケロウィン。前代未聞の事態にだれもが困惑、少女は自立し傭兵として生きる道を選択する。傭兵を志すケロウィンを後押ししたふたつのもの。ひとつは祖母ケスリーから譲り受けた魔法の剣"もとめ"。祖母にしか扱えなかったその剣は初めて後継者を選んだ。さらにはすぐれた師の存在。ケスリーと姉妹の契りを結んだ伝説の女剣士タルマだった。彼女の厳しい特訓により、誕生した傭兵ケロウィンの冒険が始まる。 | |
宿命の囁き(上・下) | マーセデス・ラッキー | 東京創元社 | 創元推理文庫F | アンカー王との戦いに勝利してから五年、ヴァルデマール国で王女エルスペスが刺客に襲われた。暗殺者は魔法によって送りこまれた可能性が高く、強大な障壁を誇るこの国では起こるはずのない事態。危機感を覚えたエルスペスは、自ら魔法使いを探す旅に出た――先祖代々伝わる魔法の剣〈もとめ〉を携えて。一方、“ペラジールの森”では、元魔法使いの〈暗き風〉が憂えていた。一族が去り谷が静まり返っているのは〈要石〉が砕けて魔力が洩れ出したせい、事故は自分のせいだと。以来、魔力を使うことをやめ、通り名も変えた。そんな〈暗き風〉が森に迷いこんだエルスペスを救うとき……。緻密に構築された世界が徐々に明かされる! | |
白い霧の予言 | クリスティン・ キャスリン・ラッシュ |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 175 | ||
考え、売ります。 | ダグラス・ラミス | 平凡社 | 主人公のミコは、どこかの国から来た一人のおじさんと縁日で出会う。お寺の境内で店を出している彼が売っているものは、なんと「考え」だった。考え売りから「考え」を買った彼女の周辺には、すこしずつ変化が起こりはじめる…。『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』の著者が、情報だらけの現代に生きるすべての人に贈る心温まる物語。 | ||
ドラゴン探索号の冒険 | タニス・リー | 社会思想社 | 教養文庫 | ジャスレス王子とグッドネス王女の誕生日というのに、遠縁にあたる魔女マリーニャには、どういうわけか招待状がこない。腹を立てた魔女から2人への"贈物"は「1日1時間カラスになること」と「けたはずれのおひとよし」。その贈物のおかげで国はいまや破産寸前。この惨状を救おうと、「ドラゴンの宝〈探索号〉」に乗り込む王子。魔法で探索を妨害する魔女。はたして「ドラゴンの宝」はどこに。ユーモア冒険ファンタジー。 | |
冬物語 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 43 | ||
闇の公子 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 45 | 80年代を代表する女流ファンタジイ作家タニス・リーの中篇集。 | |
白馬の王子 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 48 | 優柔不断でドジな王子が白馬をお供に繰りひろげるドンキホーテ的探索をユーモラスに語る。 | |
死霊の都 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 50 | 村の人々を支配する死の儀式の謎に果敢に立ち向かう少年の活躍をミステリアスに描く。 | |
闇の城 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 53 | ||
影に歌えば | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 83 | 異世界のイタリア・ルネッサンス期を舞台に描いた「剣と魔法」版『ロミオとジュリエット」 | |
死の王 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 86 | 二人の美青年の倒錯し愛と退廃の美を軸に、死の王と闇の王との権謀術数を描いた。 | |
惑乱の公子 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 89 | 狂気の異名をもつ公子チャズの人界に仕掛ける様々な戯事と退廃の美を華麗な筆致で描く。 | |
タマスターラ | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 96 | 異次元のインドの過去、現在、未来の奇譚を語る短編集。 | |
熱夢の女王(上) | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 121 | 妖魔の君、闇の公子アズュラーンは、かつて一時の戯れに人間の娘と交わって世継をなした。だが、闇の公子は己れの種から生じた娘をアズュリアズと名付けただけで後は顧みず、人界はもとより妖魔の都からも遠く離れた幻の孤島に幽閉した。そして妖魔の暦で17年の歳月が流れた時、おそれおおくもアズュラーンの娘を人界に連れ出した男がいた―惑乱の公子チャズである。もちろん、宿敵チャズの奸計を黙認するような闇の公子ではない。アズュラーンは、孤島を脱出するやたちまち恋に落ちた二人の仲を裂き、チャズに恐るべき刑罰を与えるが…。 | |
熱夢の女王(下) | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 122 | この世に生まれ出た己れの使命を父たる闇の公子に悟らされ、今やアズュリアズは邪な女神として地上の三分の一を、悪業の数々を織りなす舞台として支配していた。実際、女神の治世は残虐非道を極めていた。というのも女神の冷酷な戯事は、闇の公子の指示に基いて神々の非道や無関心を人間に教えるためのものであったからだ。これを天界の神々が快く思うわけがない。アズュラーンの娘を懲らすべく、地上に派遣したは天使にして戦士三たり。片や、わが娘を守らんと人界へ赴く闇の公子。かくて、妖魔の父娘と天界の使者との究極の決戦が始まった。 | |
妖魔の戯れ | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 140 | 「熱夢の女王」外伝とも称すべき連作短編集。 | |
ゴルゴン 幻獣夜話 |
タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 217 | 世界幻想文学大賞に輝いた表題作「ゴルゴン」をはじめ、人狼、ユニコーン、海豹、ドラゴンなど、さまざまな幻獣たちをテーマに、奔放な想像力と千変万化の語り口で織り上げる、めくるめく幻想短編集。 | |
血のごとく赤く 幻想童話集 | タニス・リー | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 232 | さあ、お聞きなさい、グリマー姉妹のおとぎ話を。美しいけれど邪悪な王女や可憐な姫君をまどわす魔物の王子、闇の公子に恋した乙女や狼に変身する美少女たちがくりひろげる、美しく妖しく残酷な九つの物話を…。ダーク・ファンタジィ界の女王がグリム兄弟ならぬグリマー姉妹の名を借りて、「白雪姫」「シンデレラ」「美女と野獣」「ハーメルンの笛吹き」などおなじみの童話をモチーフに織りあげた、魅惑の幻想童話集。 | |
聖竜戦記(上) | マイケル・リーヴス バイロン・プライス |
角川書店 | 角川文庫 | 龍の棲む世界(ドラゴンワールド)の戦いを雄大に描く一大叙事詩。 | |
聖竜戦記(下) | マイケル・リーヴス バイロン・プライス |
角川書店 | 角川文庫 | ||
トッレ王物語Vol.1 新しい地を求めて |
イルメリン・サンドマン =リリウス |
福武書店 | 北欧神秘や伝説を下敷きにしたフアンタジーの世界。国を追われ放浪する幼いトツレは成長し、妻と共に自らの国を建てる。 | ||
トッレ王物語Vol.3 白鳥 |
イルメリン・サンドマン =リリウス |
福武書店q | トッレ王の国トッレボルグに満足することができず、新しい冒険と理想を求めて旅立ったフムレ。トッレボルグにはじめてやってきたネコ、不思議な流氷の中の館、心を遠くへ飛ばし、馬を救いだしたトッレの息子ティーレ・・・。 トッレボルグの人々の生活と心の幻想世界を描く、トッレ王物語三部作完結編。 |
||
冬の狼 | エリザベス・A・リン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 81 アラン史略 1 |
||
アランの舞人 | エリザベス・A・リン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 81 アラン史略 2 |
||
北の娘 上 | エリザベス・A・リン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 87 アラン史略 3 |
||
北の娘 下 | エリザベス・A・リン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 88 アラン史略 3 |
||
なしの木の精 スカーレル |
ルイーゼ・リンザー | ベネッセ | 9歳のソーニャと10歳のジーモンは庭で泣く梨の木の精 スカーレルに出会います。しかし、スカーレルの姿が見えない大人たちは、「病気の木は切らないといけない」と言います。時間に追われて暮らす現代の私たちが失ってしまった心の目に気づかせてくれる心あたたまるファンタジー。 | ||
ゲド戦記T 影との戦い |
U・K・ル=グウィン | 岩波書店 | 別世界アースシーを舞台に不世出の魔法使いゲドの姿を描く。物語的に完成度が高く、別世界ファンタジイの古典。児童文学ファンタジイ。 | ||
ゲド戦記U こわれた腕輪 |
U・K・ル=グウィン | 岩波書店 | |||
ゲド戦記V さいはての島へ |
U・K・ル=グウィン | 岩波書店 | |||
ゲド戦記最後の書 帰還 |
U・K・ル=グウィン | 岩波書店 | |||
ナルニア国物語 ライオンと魔女 |
C・S・J・ルイス | 岩波書店 | 岩波少年文庫 ナルニア国物語 1 |
それぞれ独立しながら絡み合った六編の物語からなる長編ファンタジー。少年少女が、ものいう動物たちや神話的な生き物が住む神秘と不思議に満ちた別世界ナルニアへと入り込んで冒険し、成長を遂げるというパターンを持つ。児童文学ファンタジイ。 | |
ナルニア国物語 カスピアン王子のつのぶえ |
C・S・J・ルイス | 岩波書店 | 岩波少年文庫 ナルニア国物語 2 |
||
ナルニア国物語 魔術師のおい |
C・S・J・ルイス | 岩波書店 | 岩波少年文庫 ナルニア国物語 6 |
||
新カンタベリー物語 | ジャン・レー | 東京創元社 | 創元推理文庫 | たったの十ペンスで、おいしい肉料理を食べさせる怪しい料理屋の話、オウムと結婚したオールドミスの話、牡猫ムルが語る、けちな四人姉妹に殺された猫の話、フォルスタッフが居合わせた恐ろしい宴会の話等々……チョーサーの旅篭〈陣羽織〉ならぬ、薄暗い料理屋〈陣羽織〉で亡霊たちがかわるがわる聞かせる奇怪な物語の数々。 | |
一角獣をさがせ! | マイク・レズニック | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 145 | ハードボイルド、ファンタジイ、RPGの要素がブレンドされた異色作。 | |
こすずめチピのぼうけん | マリオ・ローディ | ベネッセ | 〜マリオ・ローディ先生と 子どもたちがつくったお話〜 |
ある晴れた春の朝、屋根のかわらの下で三つのたまごがかえりました。いちばん元気のいいひなは、大声で「チピ。チピ」と鳴いて、少しもじっとしていません。母さんが目をはなしたすきに、屋根のえんとつに落っこちたり、ひげとつめのあるふしぎな動物に羽をむしられたり…。やがで外の世界へひとりででていったチピは、さらにいろいろな、ふしぎなこと、美しいことを知るのです…。イタリアの小学校の教室から生まれた、自然のいぶきを伝える詩情あふれる美しい物語。 | |
氷の魔導師 | マイケル・スコット・ローハン | 角川書店 | ウィンター・ワールド 1 | ||
氷龍の復活 | マイケル・スコット・ローハン | 角川書店 | ウィンター・ワールド 2 | ||
ハリー・ポッターと賢者の石 | J・K・ローリング | 静山社 | 緑の眼に黒い髪、そして額に稲妻型の傷を持つハリー・ポッターは、魔法学校であるホグワーツ校に入学する。そこで彼を待っていたのは、邪悪な力との運命の対決であった。夢と冒険、友情の物語。 | ||
ハリー・ポッターと秘密の部屋 | J・K・ローリング | 静山社 | 新学期が始まったホグワーツ校を襲う姿なき声。次々と犠牲者が出て、ハリーに疑いがかかる。果たしてハリーはスリザリン寮に入るべきだったのだろうか。「ハリー・ポッターと賢者の石」に続くシリーズ第二作目。 | ||
ハリー・ポッターと アズカバンの囚人 |
J・K・ローリング | 静山社 | |||
ハリー・ポッターと 炎のゴブレット |
J・K・ローリング | 静山社 | |||
ハリー・ポッターと 不死鳥の騎士団 |
J・K・ローリング | 静山社 | |||
チポリーノの冒険 | ジャンヌ・ロダーリ | 岩波書店 | 岩波少年文庫 | わがままなレモン大公の治める野菜とくだものの国。無罪の罪でとらえられた父チポローネを救いだすため、タマネギの坊やチポリーノが、サクラン坊や、イチ子、インゲン小僧などの助けを借りて大活躍する、明るくゆかいな冒険物語。 | |
ローワンと魔法の地図 | エミリー・ロッダ | あすなろ書房 | リンの村を流れる川が、枯れてしまった。村人も川の水しか飲まない家畜のバクシャーも、生きていけない。バクシャーは、日に日に弱ってくる。水をとりもどすために、竜が住むといわれる山の頂きめざして、腕自慢の者たちとともに、ローワンは旅立った。 | 感想 |
|
森の姫君 | ジェニファー・ロバースン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 192 シャーウッドの森の物語 1 |
12世紀英国。ハンティントン伯爵家では、十字軍遠征から生還した嫡子ロバートを囲む祝賀会が開かれていた。領主の娘マリアンは一縷の望みを胸にこの祝賀会に駆けつけた。ロバートなら、同じ十字軍で死んだ父の最期を語ってくれるはずだ。かくしてマリアンは出会った、後のロビン・フッド、己の恋人となる運命の男と…。伝説の人物たちの姿を生き生きと甦らせた新たなるロビン・フッドの物語。 | |
緑蔭の騎士 | ジェニファー・ロバースン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 194 シャーウッドの森の物語 2 |
騎士の娘マリアンが十字軍帰りのロバートから聞かされたのは、代官ドレイシーと結婚せよという父の遺志だった。だが、代官は酷薄な男。彼に嫌悪を覚えたマリアンは、しだいにロバートに惹かれていった。そんなある日、マリアンが逃亡死刑囚にさらわれ、無法者が徘徊するシャーウッドの森に連れこまれた。ロバートは彼女を救うべく森に足を踏み入れた。 | |
樹下の調べ | ジェニファー・ロバースン | 早川書房 | ハヤカワ文庫FT 194 シャーウッドの森の物語 3 |
さらわれたマリアンを追って、無法者の天下であるシャーウッドの森にやってきたロバート。無事にマリアンを救い出し、無法者に仲間として認められた彼は、囚われのリチャード王の身代金を手に入れるため、みずから無法者を率いて義賊として貴族たちを襲撃しはじめた。いっぽう代官のトレイシーは、いっこうに自分になびこうとしないマリアンを誘拐して幽閉するが…。伝説の英雄ロビン・フッドの物語、完結篇(全3巻)。 | |
ドリトル先生アフリカゆき | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | イギリスの田舎町に住む医学博士で、動物の言葉を理解し、博物学的な研究をこよなく愛するジョン・ドリトルを主人公とした長編ファンタジイ連作。 | |
ドリトル先生航海記 | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生の郵便局 | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生のサーカス | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生の動物園 | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生のキャラバン | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生と月からの使い | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生月へゆく | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生月から帰る | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生と秘密の湖 | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
ドリトル先生と緑のカナリア | ヒュー・ロフティング | 岩波書店 | ドリトル先生物語 | ||
邪空の王 上 | マーガレット・ワイス& トレイシー・ヒックマン |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 312 | ||
邪空の王 下 | マーガレット・ワイス& トレイシー・ヒックマン |
早川書房 | ハヤカワ文庫FT 313 | ||
闇がつむぐあまたの影 | カール・エドワード・ワグナー | 東京創元社 | 創元推理文庫F ケイン・サーガ 1 |
ケイン―それは永年、人々の間で悪魔のごとくその名を囁き交わされてきた死と破壊の化身。そして彼の行くところ、必ず戦乱が巻き起こる。この時代にもまた1人、ケインの並みはずれた力を求める者がいた。ソヴノス帝国の覇者マリルに復讐を誓う妖女エフレルが、傭兵将軍として彼を召喚したのだ。 |
クリスマスについて |
書名 | 著者 | 出版社 | 備考 | 紹介コメント | 詳細 |
クリスマス・カロル | チャールズ・ディケンズ | 新潮社 | 新潮文庫 | クリスマス・ストーリーの古典。 | |
クリスマス・ブックス | チャールズ・ディケンズ | 筑摩書房 | ちくま文庫 | クリスマスのお話二編を収録。原書の持つ雰囲気を生かした落語調の翻訳で、、また違った味が楽しめる「クリスマス・キャロル」。クリスマス本の二冊目として熱狂的に迎えられた「鐘の音」。 | |
クリスマス・ボックス | リチャード・P・エヴァンズ | 講談社 | アメリカのソルトレーク・シティにあるヴィクトリア朝の古い館。そこに一人で暮らす上品な未亡人の所に住み込んだ若い夫婦はやがて自分たちがただの家事手伝いとして雇われたのではないことに気づいて…。 幼い子どもをもつ、パパさんにお奨め。 |
感想 |
|
天使がくれた時計 | リチャード・P・エヴァンズ | 講談社 | 「クリスマス・ボックス」に登場した老婦人メリーアンと、その夫デイヴィッドの日記を中心に、今世紀前半のアメリカを舞台に繰りひろげられる感動的な物語。世代から世代へと受け継がれる愛と命がテーマになっている。 | ||
最後の手紙 | リチャード・P・エヴァンズ | 講談社 | 本当の愛に気づかずに、なぜ人は傷つけ合うのだろう?想いを口にできぬまま、人はなぜ別れてしまうのだろう?あのとき言えなかった言葉を綴っていちばん大切な人に届けたい、「最後の手紙」。クリスマス・ボックス感動の完結編。 | ||
クリスマスの天使 | C・W・パックストン G・カーデン |
講談社 | ママが病気で亡くなった。一番大きなショックを受けたのはパパだった。トレードマークの笑顔は消え、得意のギターもやめてしまった。感謝祭もクリスマスも取りやめだ、とパパは言う…。でも、グランマが話してくれた。「人生はいつまでも同じではないわ。いまは信じられないかもしれないけれど、いつか笑える日も必ずやってくる。頭を上げて心を開けば、必ずそういう日がやってくるのよ」。クリスマスの"奇跡"を描く、優しく暖かな物語 | ||
サンタクロースって いるんでしょうか 子どもの質問にこたえて |
ニューヨーク・サン新聞「社説」 | 偕成社 | サンタクロースって、いるんでしょうか? そんな質問に、ぴたりと答えた人がいます。目に見えないもの、心の大切さを語りかけた100年前のアメリカの社説。 |
神話・伝説にかんする本 |
書名 | 著者 | 出版社 | 備考 | 紹介コメント | 詳細 |
ケルト妖精物語 | W・B・イエイツ編 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | 月夜の緑の草原や、青い海原の底で、バラエティーに富んだ妖精たちと人間が織りなす詩情ゆたかな物語のかずかず。アイルランドで何世紀にもわたって語りつがれ、今なお人びとの心に息づいている祖先ケルト民族のさまざまな民間伝承や昔話のなかから、妖精譚のみを収めた古典的名著。付録にイエイツの「アイルランドの妖精の分類」を収録。 | |
ケルト幻想物語 | W・B・イエイツ編 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | 透視力を持ち、妖精から特別の能力や薬草の知識を与えられた妖精学者の話、常若の国や妖精界、他郷、あの世などの淵に立ち現われる魔女、巨人、悪魔、幽霊、また半神半人の英雄、王や聖者の伝説など、目に見えぬものたちが目に見えるものたちと互いに関わり交り合う幻想の世界が展開される。 | |
アーサー王ロマンス | 井村君江 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | 「アーサー王物語」の世界を理解するのにうってつけの入門書。 | |
アーサー王の死 中世文学集1 | ウィリアム・キャクストン編 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | ||
ギリシア神話 | 呉 茂一 | 新潮社 | |||
北欧神話と伝説 | グレン・ベック | 新潮社 | |||
エッダとサガ | 谷口幸男 | 新潮社 | 新潮選書 | ||
シャルルマーニュ伝説 ―中世の騎士ロマンス― |
トマス・ブルフィンチ | 社会思想社 | 現代教養文庫 | 「アーサー王物語」と人気を分ち、有名な「ロランの歌」を含む、シャルルマーニュやその十二勇士を主人公とする壮大な冒険物語。古代・中世の文学的遺産に親しむための絶好の入門書として、広く世界で読まれている。 | |
中世騎士物語 | トマス・ブルフィンチ | 岩波書店 | ワイド版岩波文庫58 | ||
悲しい魔女 インドネシアの物語 |
松本 亮 | 筑摩書房 | 至高神ブトロ・グルの別れた妻が、愛し合う男女の仲をひきさいて、息子の嫁にその美女をと、すさまじい要求をつきつけた。グルがうっかりその要求を受け入れたことから、天上界は真っ二つに。古くから“エメラルドの首飾り”とたたえられる熱帯の島々の国、インドネシアの民話や影絵芝居(ワヤン)のなかで語りつがれてきた物語の数々。 |
ファンタジイにかんする評論・研究・資料 |
書名 | 著者 | 出版社 | 備考 | 紹介コメント | 詳細 |
別世界通信 | 荒俣宏 | 筑摩書房 | ちくま文庫 | J.R.R.トールキン、H.G.ウェルズ、G.マクドナルド、ウィリアム・モリス等さまざまな別世界を求めて冒険の旅に出た作家たち。〈ファンタジー〉―この巨大な宇宙に憑かれて、妖精郷に遊び、世界言語を創造し、ユートピアをさまよう彼等の旅の跡をたどって、永遠に色あせることのない別世界へ誘う、一風変った夢先案内の本。 | |
幻想文学1500 ブックガイド 不思議な世界への 水先案内,決定版! |
石堂 藍・東 雅夫 | 国書刊行会 | |||
ファンタジーの発想 ―心で読む5つの物語 |
小原 信 | 新潮社 | 新潮選書 | 本書に論じられる作品は周知の名作で、かつて読んだ人も多いだろう。しかし、ここに著者の導きによって、新たな視点を与えられると、作品のみならず、自分の生きている「現実」さえ異なって見えてくる。まさに「ファンタジーは自他のもつ世界を新しくひろげてくれる」のである。 | |
神話世界の旅人たち ケルト・北欧篇 |
健部伸明・文/田中 光・絵 | JICC出版局 | 君よ知るや北の民の生きざまを!強い風、逆まく波に負けず厳しい気候に打ちひしがれることなく語り継がれてきた数々の物語。偉大なる英雄クー・フーリンの壮絶な戦いの姿が、世界樹・イッグドラシルの神々しくも気高き威容が、現代に甦えりし吟遊詩人の手によって、新たなる息吹を生む。ケルト、北欧神話の著名なエピソードを平易な文章と美しい挿絵でわかりやすく解説。神話に詳しい人も、これから知ろうとする人にも楽しめる。 | ||
ファンタジーの世界 ―妖精物語について― |
J・R・R・トールキン | 福音館書店 | 文学のなかでももっとも古い歴史をもつ「妖精物語」の本質、起源、効用をあきらかにしようとする目的で、「指輪物語」の著者であるトールキン自身が書いたエッセイ。 | ||
妖精Who’s Who | キャサリン・ブリッグズ | 筑摩書房 | ドワーフ、エルフ、巨人、ゴブリンなど、イギリス全土の妖精101をイラスト付きで紹介。眺めて読んでおもしろい、妖精学の第一人者による妖精百科。 | ||
兄のトランク | 宮沢清六 | 筑摩書房 | 短い生涯を流星のように駆けぬけた兄・賢治の生と死をそのかたわらで見つめ、兄の死後も烈しい空襲や散佚から遺稿類を守りぬいてきた実弟による初めての文集。詩趣たちこめる文章に浮かびあがる詩人の実像。静かな感動をよぶ招魂の文集。 | ||
宮沢賢治 | 吉本隆明 | 筑摩書房 | ちくま学芸文庫 | 宮沢賢治の作品は不思議な魅力にあふれている。現実と夢と死後の世界を越境してしまう登場人物たち、かたちや動きがあざやかに浮かび上がる擬音や造語、ちりばめられた暗喩のかずかず。故郷の岩手を飛び出し上京した青年期の手紙の分析から『銀河鉄道の夜』の丹念な読み込みの作業をとおして、生涯を決定した法華経信仰の理念が独特の自然把握や無償の資質と融合する地点に賢治像の基礎を画定する。作品世界における言葉と視線をたぐりよせる傑作詩人論。 |
新修 宮沢賢治全集 全16巻 別館T |
書名 | 著者 | 出版社 | 備考 |
@ 短歌・俳句 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
A 詩T 『「春と修羅』/「春と修羅補遺」 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
B 詩U 「春と修羅 第二集」 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
C 詩V 「春と修羅 第三集」/「詩ノート」 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
D 詩W 「春と修羅 試行補遺」/疾中 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
E 詩X 文語詩稿(五十篇・一百篇・未定稿) | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
F 詩Y 「冬のスケッチ」/三原三部/「東京」他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
G 童話T 「蜘蛛となめくじと狸」/「双子の星」他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
H 童話U 「毒蛾」/「鳥をとるやなぎ」/「二十六夜」他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
I 童話V 「ビヂテリアン大祭」/「土神と狐」他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
J 童話W 「虔十公園林」/「祭の晩」/「畑の減り」他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
K 童話X 「銀河鉄道の夜」/「風の又三郎」他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
L 童話Y 「注文の多い料理店」/「雪渡り」他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
M 童話Z 随筆的作品(台川 等)/劇(植物医師 等)他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
N 雑纂 「農民芸術概論」/手帳/ノート/メモ他 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
O 書簡 | 宮沢賢治 | 筑摩書房 | |
(別巻) 宮沢賢治研究・年譜 | 筑摩書房 |
エンデ全集 全19巻 |
書名 | 著者 | 出版社 | 備考 |
ジム・ボタンの機関車大旅行 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集1 |
ジム・ボタンと13人の海賊 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集2 |
モモ | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集3 |
はてしない物語 上 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集4 |
はてしない物語 下 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集5 |
いたずらっ子の本 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集6 |
サーカス物語 ゴッゴロ−リ物語 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集7 |
鏡の中の鏡 迷宮 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集8 |
遺産相続ゲーム 地獄の悲喜劇 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集9 |
夢のボロ市・ハーメルンの死の舞踏 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集10 |
スナーク狩り L・キャロルの原詩による変奏 |
ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集11 |
魔法のカクテル | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集12 |
自由の牢獄 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集13 |
メルヒェン集 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集14 |
オリーブの森で語り合う ファンタジー・文化・政治 |
ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集15 |
芸術と政治をめぐる対話 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集16 |
闇の考古学 画家エドガー・エンデを語る |
ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集17 |
エンデのメモ箱 上 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集18 |
エンデのメモ箱 下 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | エンデ全集19 |