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クリスマス・ボックス クリスマス・ボックス/リチャード・ポール・エヴァンズ/講談社

 毎年、12月になると、クリスマスについての本を読みたくなります。
それは書店にたくさん平積みされ、店頭での露出が増えるからということもありますが、というよりは、むしろ、何かしら優しい気持ちにふれたくなるからのようです。
 そういった、クリスマスをテーマにしたジャンルの小説を「クリスマスブック」と呼ぶそうです。
 そのまんまのネーミングですね。。。(^^ゞ

 この「クリスマス・ボックス」はアメリカで「クリスマスブック」のさきがけになった作品です。
 この作品のヒットをきっかけにして、この時期になるとクリスマスを扱った物語が多く出版されるようになったとか。

 著者のリチャード・ポール・エヴァンズはソルトレーク・シティに、妻ケリーと3人の娘、ジェナ、アリスン、アビゲールと在住、当時、広告代理店に勤めていて、本書を、娘たちのために書きました。
 これを読んだ友人達にすすめられて自費出版したところ、たちまちベストセラーに。。。
 口コミから生まれたベストセラーとして、一時話題になりました。

 僕は、だいたいにおいて、男の癖に涙もろい方なのですが、この本はそんな僕の弱点をもろに直撃でした。。通勤の途中、電車の中で読んでいて、クライマックスの場面にさしかかり、涙が溢れて、たいそう困りました。
 う〜ん、今思い出しても、こっぱずかし〜!(#^.^#)

 日頃、忙しく毎日を過ごしている、パパさん、ママさんにお奨めです。
 人生の中で、ややもすれば忘れてしまいがちな、でもとても大切な何かを思い出させてくれる本です。



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